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ノーベル賞

あなたの怒りは武器になる

人間の感情には色々とあるのだが、代表的なものの一つとして「怒り」がある。しかし「怒り」は時として、負の感情を出してしまうため、周囲の雰囲気を悪くする、あるいは自分自身も「自己嫌悪」に陥るなど悪い側面が多くあるため、悪いような扱いになることが多々ある。 しかし「怒り」と言う感情は別に悪いわけではない。その感情をどう出していくかによって変わってくる。本書は「アンガーマネジメント」の第一人者であり、「ア […]

科学者が消える―ノーベル賞が取れなくなる日本

日本では「科学大国」と呼ばれ、毎年のようにノーベル賞を受賞する国となっていったのだが、ここ最近では「科学大国」が崩壊し、ノーベル賞はおろか、科学者そのものが日本に消えるのではないか、といった風潮も出てきている。本書はその現状を取り上げている。 第1章「憧れだったノーベル賞」 ノーベル賞はダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言に従ってできた賞であり、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和 […]

自然に学ぶ

本書の著者の名前を見てピンと思い浮かんだ人もいるかもしれない。もっとも本書の帯にも書いてあるのだが、今からちょうど20年前の2000年にノーベル化学賞を受賞した方である。その白川氏が自身、そして研究者としての人生を振り返りながら、科学の愉しさをエッセイとして綴った一冊が本書である。 1.「自然に学ぶ」 長らく科学的に研究を続けていった中で新たな発見を見出すことができるようになる。と同時に科学におけ […]

ノーベル賞でつかむ現代科学

元々ノーベル賞は発明家であり、ダイナマイトを開発したアルフレッド・ノーベルの遺言によりつくられた賞である。分野としては化学・物理学・医学・平和など挙げられるのだが、特に平和についてはダイナマイト開発において、ノーベルが死去したことに関して誤報が報じられた際に「死の商人、逝く」と報じられたことにショックを受けて、平和利用や発展を願ったことを遺言に託し、基金が創設され、ノーベル賞ができた。特に平和賞に […]

時をあやつる遺伝子

2017年にノーベル生理学・医学賞を受賞した人物にジェフリー・ホール、マイケル・ロスバッシュ、マイク・ヤングの3博士がいる。その博士たちは何を成したのかというと「体内時計を制御する分子メカニズムの発見」と言うものであり、本書の主題になる遺伝子レベルでの体内時計が発見されたと言うものである。 もっとも体内時計自体は人体の神秘である一方で謎が多かったのだがようやく解明の日が来るようになったとも言える。 […]

ボブ・ディラン――ロックの精霊

昨年秋にノーベル賞が発表され、本書で取り上げるボブ・ディランが文学賞を受賞したことで話題となった。その授賞式に出席・欠席でも話題となったのだが、ディランの歌詞がいかに文学的に評価されたのかを表している。しかしながらボブ・ディランはロックの大家としても有名なのだが、そのディランの歌に、歌詞になぜ人は魅了されるのか、その要素を取り上げている。 第1章「ソング・トゥ・ウディ」 ディランが生まれたのは19 […]

科学の危機

今年は日本人ノーベル賞受賞者が誕生した。生理学・医学賞に北里大学の大村智特別栄誉教授が、物理学賞に東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章教授が受賞するなど、日本の科学は進歩した・明るいというポジティブな意見が出る。 ノーベル賞を受賞することは非常に喜ばしいことなのだが、目をそらしてはいけない現状も科学の世界には存在する。本書は「科学の危機」と題して、科学による悪影響と問題を解き明かしている。 第一章「 […]

インドの科学者 頭脳大国への道

インドは90年代から2000年代にかけて「TI事業」を急成長させ、「IT大国」となった。人口も約12億人で中国に次いで世界第2位であり、世界最大の民主主義国家である。 そんなインドは多くの科学者たちを輩出した「頭脳大国」であるという一面を持っている。もちろんインドを「IT大国」にのし上げたのもまた「頭脳」である。インドにおける「頭脳大国」はいかにしてできあがったのか、本書は歴史とともにひもといてい […]

笑う科学 イグ・ノーベル賞

「ノーベル賞」は化学・物理学・文学など様々な分野で顕著な功績を残し、後世に対して影響を与える賞だが、そのパロディに「イグ・ノーベル賞」が挙げられる。 「イグ・ノーベル賞」は新しい研究で世界的に貢献するといった高名なものではなく、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれ、皮肉を与える研究」ことが受賞の基準である。そもそも「イグ・ノーベル賞」の「イグ(ig)」は「否定」という意味を表しているだけに「ノーベ […]

科学技術は日本を救うのか

日本は「科学技術立国」と呼ばれているという。ノーベル化学賞・物理学賞も多く輩出している。しかし昨今の民主党政権下で「事業仕分け」が話題となり、科学技術の分野でも多くの事業が廃止に追いやられる事態となった。現在特命大臣を務める蓮紡氏が「2位じゃだめですか?」と発言したことも有名であり、書籍にまでなってしまった。 世界でも有数の「科学技術立国」であるが、その裏では「事業仕分け」だけではなく数多くの課題 […]