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自分

50%のユーレイ

人生は何が起こるのか全くわからない。元気に人生を送っていた人が突発的な事故や病気で亡くなるといったこともある。 本書はとある少女が不慮の事故に遭った。その後に死神が現れ、仮の幽霊、本書のタイトルにある、実体はあれど、ほとんどの人は見えない姿となった。彷徨っていたなかで唯一少女の姿を見ることのできる少年と出会った。 その少年も仮の幽霊となった少女も自分自身の存在意義について悩む時があり、消え去りたい […]

自分というジレンマ―批判・反抗・反問する私たちの射影

哲学というと、自分そのものの「アイデンティティ」とは何かについて問われることが数多くある。そのアイデンティティは時として「ジレンマ」として出てきて、さらなる疑問が生じてしまう。本書はそのジレンマとは何かについて「主体性」「一貫性」「仲間感」といった3つの要素にフォーカスを当てて取り上げている。 1章「主体性のジレンマ なぜ反抗するとスカッとするのか」 主体性は簡単に言うと、自らの意志で考え、行動す […]

往古来今

過去・現在・未来と時間は流れるのだが、それがあたかも時空となって移動するようになったような物語である。その過去にしても平安時代にまで遡るほどであるため、時代の流れ、時の流れがあるのだが、その時の流れを中であたかもタイムマシンに乗ったように往来して生きながら「私」を探しているという、あたかも時空を超えた「自分探しの旅」とも言える。 中編小説を5編取り上げているのだが、その昔から今までの歴史の中で「私 […]

自分の「怒り」と向き合う本

「怒り」という感情は誰にでもある。人に対して、社会に対してなど要因によっては様々であるのだが、その「怒り」をコントロールすることこそ「理性」の一つである。もちろん「怒り」は前へ進めるためのエネルギーにもなるのだが、使い方一つで自分はもちろんのこと周囲の関係が崩壊する危険性もある。 自分自身が持っている「怒り」に対してどのようにして向き合っていくのか、そしてどのようにコントロールをして行くのか、その […]

自分力を高める

巷の本屋を覗いてみると「○○力」というような本が目に付く。大概はビジネスに関すること、さらには生きることに関することが多いのだが、本書も例外なくビジネスでありながらも、「生き方」と言うところにも着目している。しかも岩波ジュニア新書からだしていることであるだけに、将来についてまだまだ不安の残っている10代、ないし20代の方々のために向けられている。 第1部「自分力とは」 そもそも「自分力」とはいった […]

すべては脳からはじまる

「脳」は人間の思考や行動、判断などさまざまな考えだけではなく、人間としての活動に欠かせない機能を制御する役割を持っている。脳の役割は大まかに言えばこうなるのだが、実際には脳科学でも解明できていない物もあるため、本当のところ、脳は無限なる「宇宙」の様であるとも考えられる。 本書は脳科学の第一人者、人間の脳から他者、日本など様々な事について考察を行っている。 第一章「脳の中の「私」は宇宙より広い」 本 […]

「調べる」論―しつこさで壁を破った20人

研究や仕事において「調べる」ことは重要である。しかし最近ではインターネットの隆盛により、「調べる力」が衰えているように思えてならない。 インターネットでも「調べる」ものもあるのだが、インターネットでは調べきれないものを文献やメディア、あるいは現地の取材をもって調べる事が必要になる。その「情報」を得るために調べ続ける「しつこさ」が大事となる。その「しつこさ」こそ、プロの真髄といえる。本書は弁護士や研 […]

本のチカラ

あの「東日本大震災」から2年経つ。 未曾有の地震は私たち、そして私たちの考え方を大きく覆してしまった。安全と言われたものは崩れ、希望も絶望へと変わっていた人も少なくなかった。 その絶望を救ってくれたのが、何を隠そう「本」の存在― 本書は22人の著名人が希望を失ったときに、取り戻した本とストーリーを紹介している。 第1章「光を見つける」 震災は「何もかも」呑み込まれた。それは家屋や人命という「見える […]

人生を好転させるたった2つのこと 「自分には何もない」と思った時に読む本

「自分には何もない」「自分はだめな人間だ」 そう思うことは自分自身何度もある。それに悩み続け、ついには自分の才能を見つけられず、ジリ貧の毎日を送る。著者は昔、そのような人生を歩み続けてきた。しかし2つの「あること」を実践することによって人生を好転し、今や経営コンサルタントとして日夜多忙な毎日を送っているという。 本書はその「2つのこと」を解き明かすとともに、実践する重要性を説いている。 第1章「「 […]

「成功」のトリセツ

著者はこれまで数多くのビジネス本・成功本を読み、それを実践することによって「成功」してきた。 その著者も前著である「幸福の商社、不幸のデパート~僕が3億円の借金地獄で見た景色~」で書いたような壮絶な転落人生を歩んでいた。ようやく脱出の兆しを見せた時にナポレオン・ヒルや本田健の本を読んだことがあったのだが、小馬鹿にしていた。 自ら成功本の「モルモット」になり成功本案内という処女作を出して4年、今とな […]