角川文庫

時代

食いしんぼう同心 謎を食らわば皿まで

幕府における下級役人を総称して「同心(どうしん)」と呼んでいる。本書は奉行所で随一の切れ者と称される同心と、食に目がない、ある種水戸黄門に出てくるうっかり八兵衛のような同心見習いの2人が事件を解決するという一冊である。方や同心は切れ者である...
書評

作ってあげたい小江戸ごはん たぬき食堂、はじめました!

埼玉県川越市は、俗に「小江戸」と呼ばれ、有名である。そもそも「小江戸」とは「小さな江戸(東京)」というよりも、江戸時代のような風情があり、その風情によって栄えている待ちのことを指す。江戸時代にて、世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり...
ミステリー

悪い夏

本書は生活保護の受給者、そしてその方々の経済自立を図るためのケースワーカーの物語である。もちろんその生活保護の受給者の中には「不正受給」を行っている人も少なくなく、本書ではその中でもタチの悪いような人ばかりである。しかも「人の縁」はその人自...
書評

エミリの小さな包丁

仕事・恋愛・お金と全て失った女性が、母方の祖父母夫婦に手を差し伸べてくれて、田舎に引っ越すことになった。女性は傷心もあれば、田舎の環境になじめず、戸惑いもあったのだが、祖父母夫婦がつくる料理に触れ、自らも料理をつくることによって癒やされると...
時代

向島・箱屋の新吉 梅若の涙雨

本書は「向島・箱屋の新吉」シリーズの第3弾となる作品である。本書の舞台は現在の墨田区堤通にある「木母寺(もくぼじ)」。その創建のきっかけとなる梅若丸を弔ってつくった「梅若塚」がある。新吉はいつもの箱屋の仕事で移動をしている最中、梅若塚を通っ...
時代

向島・箱屋の新吉

江戸の向島にて箱屋をしている男が主人公で、そこにて出くわした事件を解決するために奔走する一冊である。そもそも箱屋とは、1.箱を造り、またはそれを売る家。また、その人。2.御座敷に出る芸妓に従って、箱に入れた三味線を持って行く男。はこまわし。...
ミステリー

私立シードゥス学院 小さな紳士の名推理

本書の舞台は全寮制の寄宿学校であるが、そこである殺人未遂事件が起こった。寄宿学校の生徒たちと寮監らが時には衝突しながらも、解決に導いていくという作品である。こう見てみるとミステリーであり、なおかつ推理小説のような印象である。しかしながら謎解...
時代

お江戸やすらぎ飯 芍薬役者

料理で人を救うと言う話は実話・フィクションを含めると数多くあるのだが、本書は江戸時代を舞台にしている。ちなみに本書はタイトルにある「お江戸やすらぎ飯」と銘打ったシリーズの第2弾であり、主人公の佐保の成長とそれに伴う「変化」を見せながら、料理...
ミステリー

偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

とある駅前交番の警察官だが、推理力はズバ抜けている部分もあるが、実は「訳あり」とも呼ばれている警察官である。その警察官の名が本書のタイトルになっている狩野雷太、そして彼が所属している交番が神倉駅前交番である。本書はこの警察官の周囲で起こった...
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