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2015年9月

日本の治安

「日本の治安は悪化の一途をたどっている」と言ってしまえばそれまでなのだが、その治安は具体的にどのような現状があるのだろうか、本書は現状と抑止策について取り上げている。 第一章「子どもを守れるか」 子どもを守るために「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律(通称:児童ポルノ法)」があり、今年の7月15日に単純所持禁止となったのだが、現状では子どもの保護につながるような状況 […]

なぜ、あの店は生ビールが120円でも儲かるのか?

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 ここ最近は居酒屋に行くことが少なくなったのだが、仕事で外に出るときは居酒屋を通ることが度々ある。そのなかで閉店してしまうような居酒屋もけっこう見かけるようになった。好景気になってきているのだが、それが故なのかどうかはわからないものの、居酒屋業界も厳しい状況に立たされている。その状況の中で新しい発想もあれば、経営そのものを見直し、合理化などを行うことによって […]

小林カツ代のお料理入門

「家庭料理の鉄人」として自宅でもできる料理を数多く生み出した小林カツ代氏は昨年の1冊にこの世を去った。小林氏のレシピを伝えるべく、本書は今から12年も前に「実践 料理のへそ!」という本を改題・再構成を行い刊行された一冊である。 第一章「まったくの初心者OK。自分の食べたいものを作りましょう」 初心者でも作ることのできるものを取り上げられているが、どのような種類なのかというとオムライスやカレー、ビー […]

コンビニだけが、なぜ強い?

私自身毎日のようにコンビニに足を運ぶのだが、モノを買うこともあれば、流行ものを調べるための情報収集として活用することもある。実際に行くコンビニは、本書にて紹介している大手コンビニであるのだが、その強さとはいったいどのようなものか、そしてコンビニが強い理由とはいったい何なのか、本書はそのことについて考察を行っている。 第1章「近づいてくる店舗 セブン-イレブン」 コンビニというと代名詞的な存在なのが […]

徘徊タクシー

ビジネスの中には「逆転の発想」で成功するケースも往々にしてある。現代にある問題や課題についてその発想で解決に導くと言うことも考えられるのだが、今回取り上げる「徘徊タクシー」は認知症の親の介護という苦しい状況を逆手にとって、新しいサービスを立ち上げたのだという。 「認知症」という病気を「逆手に取る」のは正直言って私自身も思いつかなかった。本書の帯にある、 「人間はつい目の前の現実を世界の全てだと思っ […]

スパイスなんでも小事典―おいしくて体によい使い方

スパイスといえば、カレーなどの料理で日本人にも愛されており、スーパーに行くと様々なスパイスが豊富に取り揃えている。もちろん料理のほかにも「生薬」として使われており、身体にも良い影響を与えるという。本書はそのスパイスの効果、種類、そして日本や世界の料理との関係について「事典」という形で取り上げている。 第1章「「スパイス」とは何か」 そもそもスパイスとは何なのか、辞書で調べてみると、 「香味料。香辛 […]

くまモンの秘密―地方公務員集団が起こしたサプライズ

今でこそくまモンは熊本県のゆるキャラとして全国的に有名なものになったが、その全国的な人気を誇ったのは、熊本県にて、くまモンを広げるための「戦略」を構築し、実行してきたのだという。 本書では熊本県庁の中で「チームくまモン」というプロジェクトチームを結成し、くまモンを全国的に知らしめた仕組みについて明かしている。 第一部「くまモン関西攻略の秘密―熊本県庁チームくまモン関西部隊」 第一章「熊本をPRしな […]

子どもと話す マッチョってなに?

「マッチョ」と言う言葉は筋肉質な方々のことを表していると私は考えるのだが、本書は単に「マッチョ=筋肉質」だけではないのだという。その「マッチョ」の本質とはいったいどのようなものか、そしてそれが「性差別」の要因となっているのはなぜか、さらに現在の男女の差はいったいどこにあるのか、そのことについて取りあげている。 第一章「マッチョ、性差別、押し付けられる規範」 「マッチョ」は、 「男っぽいさま。また, […]

30日間で生まれ変わる! アドラー流 心のダイエット

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 「ダイエット」といえば体を身軽にする、やせるために行うことであるのだが、本書では「心」にフォーカスを当て、ダイエットを提唱しているのだが、体のダイエットとは異なる点がある。それは単に「やせる」だけではなく、やせ細った心を元に戻すこともまた「心のダイエット」に含まれるということにある。 そして本書には「アドラー流」とあるが、昨年ビジネス書界でブームとなった「 […]

絶食系男子となでしこ姫―国際結婚の現在・過去・未来

「草食系男子」という言葉は約7年前にコラムニストの深澤真紀氏がコラムにて「草食男子」として取り上げられたことが始まりである。当初はポジティブな意味で取り上げられていたのだが、それが広がりを持ち始めてから、むしろネガティブに扱われるようになった。そのネガティブな傾向が発展して本書のタイトルにある「絶食系男子」が生まれ、使われるようになった。 その一方で本書に出会うまで「なでしこ姫」の存在すら知らなか […]