対話する社会へ

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「対話」は人間に限らず、動物の中でも大切なことである。いわゆる「コミュニケーション」であるのだが、その方法は口頭で話すだけでなく、手紙や、インターネットのチャットやメールなど様々な方法を用いて行われる。しかしながらその対話は関係を円滑にして行く上で非常に重要な要素であるのだが、そもそもそういったことが少なくなっているのだという。その現状と対話の重要性を本書で持って取り上げている。

第1章「思い出の中の対話」
対話は人間が生まれてから死ぬまでの間に数え切れないほど行われる。対話をすることによって相手に対する理解を深め、なおかつ人間関係を築く基礎となる。その基本となる対話はその人自身の性格と歴史、思い出があるのだが、その中でも著者自身の「対話」にまつわる思い出について綴っている。

第2章「対話に飢えた人びと」
「対話」は本書で言うところは口頭・対面での会話を表している。最近ではコミュニケーションのツールが増えたことにより対話をする機会も減ってきた。そのことから対話に飢えてしまうような人が出てきているという。

第3章「対話の思想―なぜ人間には対話が不可欠なのか」
「対話」は何故不可欠なのか、そこには動物にあるやりとりの定義はもちろんのこと、人間にしかない「理性」の部分がある。それら両輪の理由でもってなぜ対話が必要なのかを取り上げている。

第4章「対話を喪ったとき」
本章では「if」を表しているのだが、もしも「対話」の概念がなくなり、全くと言ってもいいほどコミュニケーションが失った場合人間の生活はどうなっていくのかを取り上げているのだが、学校や行政として「対話」をしなかったことによる事例も例示している。

第5章「対話する社会へ」
対話をすることは人間関係の円滑のみならず、民主主義の中でも欠かせないことである。その欠かせない中でどのように対話をして行けば良いのか、その問題点と解決方法をあぶり出している。

対話は非常に重要な要素であるのだが、その要素は何故必要なのかを説いているのと同時に、民主主義としてのあり方を知ることが出来る絶好の一冊であった。

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