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2008年9月

夕張問題

夕張は一昨年に財政再建団体となった。そのときの夕張の現状はどうだったのかというのが事細かに書かれている。その中で財政再建を行うにあたっての最初の対策はあまりにも市民にとって過酷な内容であったのか、それによる説明会での市職員に対する罵詈雑言がそれを物語っている。 ここで本書でも書かれているが夕張について軽く説明させていただく。夕張は戦後の高度経済成長期には日本有数の炭鉱都市だったというのは良く知られ […]

デリダを読む

デリダという人物は私は初めて聞くが、ここでデリダの簡単な説明から行こうと思う。 ジャック・デリダ(本名:ジャッキー・デリダ)は4年前に亡くなったばかりの哲学者である。一般にポスト構造主義の代表的哲学者であるが、その中で現象学から出発してこの学問に行き着くが、現在では有名な哲学者、ハイデッガーはフッサール、ニーチェやフーコーなどの哲学を批判的に展開させ、論争まで起こしたことで知られる。日本でも高橋哲 […]

小池式コンセプト・ノート

自民党総裁候補の一人である小池百合子氏の著書はいくつかあるが今回はあえて「女性」というよりも環境相時代における「マーケティング術」そして「プロジェクト術」について書かれているものを選んだ。もしも小池氏が総理になったら本書のような戦略をスライドして国益にむずびつけるのではないかという考えだからである。 本書では環境相の時に提唱された「クールビズ」をいかに広めたのかという戦略について書かれている。クー […]

少年犯罪厳罰化私はこう考える

少年犯罪は凶悪化し、厳罰化の風潮にあるのは紛れもない事実である。私は先の「光市母子殺害事件」において少年犯罪やそれにまつわる弁護士への批判を前身のブログ(蔵前トラック、既に閉鎖)でも本ブログでも書いた。 少年犯罪については刑法のほかに少年法で定義されているがずっと前までは少年法の保護によりいくら凶悪な殺人があっても刑罰は軽かった。それによって「心にナイフを忍ばせて」のような悲劇が起こった。それに似 […]

医療格差の時代

「医療はビジネスではない」 これは前身のブログで妊婦たらいまわし事件のときに書いたことである。当時はあまりに無勉だったのですぐに炎上してしまい収拾がつかない状態となった。 それから少しは勉強した為、ちょっとだけ語れるようにはなったものの医療問題は複雑を極めている為どうも的外れになっているような感じがしてならない。 それはさておき、本書では医療格差の現状について生々しく書かれている。ここでも書かれて […]

F1 イタリアGP 誰がこの予想ができたのだろうか!!? ヴェッテルが史上最年少ポール・トゥ・ウィン!!!

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time 1 S・ヴェッテル トロロッソ 1:26:47.454 2 H・コヴァライネン マクラーレン + 12.512 3 R・クビサ BMW + 20.471 4 F・アロンソ ルノー + 23.903 5 N・ハイドフェルド BMW + 27.748 6 F・マッサ フェラーリ + 28 […]

社員を働かせてはいけない

本書を読む前にこの表題からして思ったことは社員は「働かなくていいのでは」ということなのかと勝手に解釈してしまった。しかし本書はそういうことを言うのではなく強制的な意味で「働かせる」ということをやめろと言っている。若者は給料のために強制的に働くのではなく、自分の手に職をつけるという意味でたとえ勤務地が過酷でも給料が安くても「働きたい」という能動的なニュアンスを持っている。そう考えると今日の労働観とい […]

F1 イタリアGP 大雨の大波乱の中ベッテルが見事最年少PP!! そして予測不可能な優勝予想

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time 1 S・ヴェッテル トロロッソ 1:37.555 2 H・コヴァライネン マクラーレン 1:37.631 3 M・ウェーバー レッドブル 1:38.117 4 S・ボーデ トロロッソ 1:38.445 5 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:38.767 6 F・マッサ フェラーリ 1 […]

F1 イタリアGP PP予想

ベルギーGPからわずか1週間でイタリアGPです。 フリー走行2回行われましたが1回目は大雨で中断。2回目にはドライでライコネンがファステストでした。 しかも週末には雨の予報が出ているだけに予想をする自分にとっては厄介なものとなりそうです。むしろ予想できないかもしれません。 そんな泣き言はさておき、PP予想行きます。 本命:ハミルトン 対抗:ライコネン、コバライネン 要注意:マッサ、クビサ、中嶋 こ […]

千年、働いてきました

本書の冒頭でも書かれているが日本ほど長く続いている会社が多い国はない。本書では200年近くから表題にも書かれているように1000年以上続いている企業もある。 ちなみにその1000年以上続いている企業は「金剛組」であり、関西の建設業界では知らない人はいない。金剛組については後ほど述べるとして、本書ではそういった老舗企業の良さと知恵についてスポットを当てている。 日本は世界有数の「ものつくり大国」であ […]