哲学 教養脳を磨く! 教養というのは、知識を自分の思考でもって落とし込んで、新しい考え方を身につけるというような手法である。本書はイギリスにおいて「知のカルチャーショック」というのを受けた2人が新しい「教養」について縦横無尽に対談を行っている。 序章「教養という... 2009.07.05 哲学書評
宗教 使える!ギリシャ神話 ギリシャ神話はこれまで1冊しか取り上げておらずどのような神がいるのかというのはゼウスやヘラというようなギリシャについてあまり知らなくても名前だけであればわかるというようなところまでしか知らなかった。ギリシャ神話は宗教を超えて幾千年もの年月を... 2009.07.04 宗教書評
書評 怪異の風景学―妖怪文化の民俗地理 梅雨が明けるといよいよ夏本番である。うだる様な灼熱地獄が来るのかというと嫌になる今日この頃であるが、そんな暑さを吹き飛ばすものとして代表されるのが怖い話と言った怪談である。怪談と言うと稲川淳二や小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)というのが思い... 2009.07.04 書評民俗・風評
世界史 麻薬とは何か―「禁断の果実」五千年史 また大麻所持事件が起こった。 大麻に関する事件は去年・今年だけでもTVやインターネットニュースにおいてみない日と言うのが珍しいくらいにまでなった。大麻については覚せい剤と同じく精神に異常をきたす「ドラッグ」として扱われ、法律では「大麻取締法... 2009.07.03 世界史書評
世界史 ドイツ現代史の正しい見方 ドイツにまつわる歴史について様々な議論があり、日本における「歴史認識問題」とほぼ似ているような状況にある。第二次世界大戦が終焉して今年で64年を迎える今、20世紀のドイツの歴史についてどのようなものであったか、ドイツを代表する歴史著述家、セ... 2009.07.03 世界史書評
日本人 広告と生きる―私の履歴書 本書は2008年8月1日〜31日まで日本経済新聞において連載した「私の履歴書」を加筆したものである。 電通を一筋55年勤めあげ、広告とともに生きている著者による回顧録である。55年もの間広告をどのようにみてきたのだろうか、電通マンとしてどの... 2009.07.02 日本人書評
国際 アメリカの終わり 昨年の10月にリーマン・ブラザーズ倒産によって急速に、かつ世界的に景気が後退した。特にアメリカの経済の減速は凄まじいものがあり、「ドル危機」まで言われるようになった。さらに今年はかつて世界一の自動車メーカーとして名をはせたゼネラル・モーター... 2009.07.02 国際書評
書評 「死の美学化」に抗する―『平家物語』の語り方 「日本は死者の国である」 もう何回言ったのかわからないが、怪談話で知られる小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの言葉である。 日本では死んだら宗教によるが、通夜・葬儀を経て墓に送り、そこから一周忌・三回忌・七回忌…というように供養を重ねていく。... 2009.07.01 書評評論
書評 ラークライズ 本書の著者であるフローラ・トンプソンの自伝的フィクションであり1939年に刊行された作品である。 ちなみに本書のほかにも「キャンドルフォードへ」や「キャンドルフォード・グリーン」とあわせて3部作として1冊にまとめられた作品があり、それによっ... 2009.07.01 書評青春