F1 モナコGP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

スペインGPから一週間たって、いよいよ伝統のモナコが開催されました。しかもその日はF1がイギリスで初めて開催されてちょうど60年という節目を迎えます。それについては最後に触れることにしまして、

これまで予選ではレッドブル勢がPPを独占しましたが、決勝ではフェラーリ、マクラーレン、レッドブルと優勝を分け合っており、新ポイント制になってからもまさに「F1戦国時代」の様相を見せています。

今回は最難関のコースの一つとして挙げられる所、しかもインディ500やルマン24時間レースとともに「世界三大レース」の一つといわれている、モナコ・モンテカルロが舞台です。

モナコGPは他のGPと違い木曜日にフリー走行1・2回目が行われます。これは金曜日に公道として解放されるからだそうです。

さてフリー走行1・2回目の結果といきましょう。(「F1通信」より)

1回目

Round6_free1

2回目

Round6_free2

1・2回目ともフェラーリのアロンソがトップタイムをマークいたしました。レッドブルやマクラーレン勢に後塵を拝してしまっただけに、今回のモナコに対する思いの強さかもしれません。

しかしレッドブル勢も上位につけ、さらにメルセデス勢も上位に食い込む活躍を見せています。

また今回の狭く、非常に難しいコースなだけにアクシデントも続出したフリー走行で、可夢偉も1回目のフリー走行終了間際にクラッシュでフロントウィングを失ってしまうということがありました。

さてPP予想といきましょう。

本命:アロンソ

対抗:ヴェッテル

要注意:ウェーバー、ロズベルグ

このままドライコンディションと続けばアロンソがPPにあがる可能性が高いと思いますが、レッドブル勢が余力を残した走行であるとするならば、またレッドブルのどちらかがPP獲得ということになるかもしれません。

ロズベルグはPPは無理でも上位に食い込む可能性が高いと思います。

さて、最初にも取り上げましたが、この日はF1が初開催されてからちょうど60年を迎える節目となりました。その日が伝統のモナコ初日という偶然。そういえばモナコといえばあの名勝負を思い出させます。

92年のモナコGP。マンセルが残り7周のところでピットイン、セナがトップに立った後からラストにかけて凄まじいバトルがありました。動画にもありますが、息詰まる熱戦でした。

観客の立場からみたらこういった勝負をもう一度、そしてこのモナコでみたいなという思いがありますね。