アイデアがあふれ出す 行動が加速する 1本線ノート術

「1本線」は簡単に言うとノートのページの真ん中に縦棒を一本入れて使うことを言っている。そのやり方を知っている、もしくはしている人は私の周りにもいるのだが、著者の定義している「1本線」のノート術は少し異なる。その秘訣は「1本線」を引いた先にあるのだという。著者は「その先」のスキルを得たことにより、アイデアが具体的になり、行動が加速し、ビジネスや生活をより良いものに進化していくことができた。

本書はめくるめく「1本線」のノート術について伝授受をしている。

第1章「シンプルなのにこんなに役立つ、1本線ノート術」
「1本線」を引いた後に以下のことを行う。

① 左側にインプットした内容を書く
② 右側に気づいたこと、考えたこと、行動計画を書く
③ そして行動をする(本書より一部改変)

というだけである。しかしそれをバカにしてはいけない。そのことによってインプット・アウトプット・行動の3つの要素のバランスを作り、それが2乗3乗のように行動を起こし、結果をつくることができる。

第2章「[基本編]3つのステップで1本線ノート術を身につける」
著者のおすすめは普段速記ノートで使われる「ステノノート」であるが、「1本線」を引くことの出きるノートであれば何を使っても実践することは可能である。
その中で「左側(インプット)」「右側(アウトプット)」それぞれについて書くコツを伝授している。

第3章「[実践編]1本線ノート術でビジネスと生活を変える方法」
本章では「実践編」として課題解決を「1人」「複数」で考えるパターン、ビジネスプランの作成・実行、目標策定、行動策定、アイデア創出などケースは様々である。

ノートは宇宙である。しかもその宇宙は自分自身の裁量によって進化を進めたり、止めたりすることができる。その進化を進めるために絶えず変えていく必要がある。そのためにはアイデアを出すだけではなく、それを決断し、行動を起こすためのツールとしての「ノート」があり、本書があると言える。

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