著者の上田様より献本御礼。
最近ではオーディオブックの需要も伸びている。時間がないとき、満員電車の時などの隙間時間で手を煩わずに読むことができることが大きな利点が需要が伸びている所以といえる。
本書はその需要が伸びている「オーディオブック」をもっと楽しむ、あるいは「オーディオブック」を体験したことがない人がこれからオーディオブックを楽しむための一冊である。
第1章「”耳読”で、読書が3倍楽しくなる理由」
活字が苦手の人、疲れたとき、最初に書いたように満員電車のときでも気軽に聴くことができるのがオーディオブックであるが、そのオーディオブックもスマートフォンユーザの増加、オーディオブックそのものが豊富、かつ安価になったことからより楽しむことができる。
本章ではオーディオブックの需要が伸びた理由から、オーディオブックの種類、さらにはヘビーユーザーのオーディオブック利用法まで紹介している。
第2章「オーディオブックのはじめ方」
著者の処女作に「脳が良くなる耳勉強法」があるが、そのときはiPodを利用しての勉強法だったが、それからというものスマートフォンが誕生したことにより、オーディオブックを始める方法も増えてきた。スマートフォンもあれば、iPodなどのMP3プレーヤー、CDを使った方法などが取り上げられている。そのほかにもオーディオブック入手サイトもあれば、オーディオブックの聴き方まで様々である。
第3章「著者厳選!おすすめのオーディオブック」
本章では著者が厳選したオーディオブックを実用書・語学・文芸・落語・英語本などに分かれて紹介している。著者ならではのチョイスが魅力的であり、その中でも聴きたいものもでてきたと言える章である。
第4章「”耳読”で、脳がどんどんよくなる理由とは!?」
「耳読」には様々な理由から「脳」に良いといわれている。本章ではその要因と聴覚のメリットについて取り上げられている。
著者は日本最大のオーディオブックサイト「Febe」を運営しており、かつ朗読アプリ「朗読少女」などを手がけた。本書のあとがきには祖父との思い出からオーディオブックを広げようと一念発起して起業をしたのだという。その思いは今や日本中へと広がり、そしてそれがさらなる広がりを見せる思いから書かれた一冊が本書である。
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