「親切」は驚くほど体にいい!

親切にすることは大切なことであるのだが、その反面親切にすることによって良いように利用される部分も少なからずある。自分自身がプラスになるし、何よりも相手に取ってプラスになることの要素が多いと言える。

しかし他にも自分自身にとって体に良い部分があることもまた「親切」の側面としてあるという。その親切がなぜ体に良いか?その一つとして「オキシトシン」があるのだが、その要素も含めて取り上げているのが本書である。

1.「なぜ「親切」が健康にいいのか」
親切にすることによって自分自身の気持ちが軽くなる要素があるという。その軽くなる要因としてどのようなものがあるのか、本章ではその要因を取り上げている。

2.「「人の気持ち」を想像してみるだけで」
他人の気持ちをくむこともまた親切になるための要素として挙げられる。人の気持ちをくむこととして「同情」「情け」といった「情」と呼ばれる文字が出てくる。その「情」がなぜ必要なのかを説明している。

3.「オキシトシンで「健康」と「幸福」が同時に手に入る!」
本書の根幹となる「オキシトシン」について取り上げているが、そもそも「オキシトシン」自体は脳内物質の一つとしてあり、神経に関係するものである。別名「神経ペプチド」と、も呼ばれているだけあり、神経を働かせるにあたって重要な働きを持つという。

4.「心臓を元気にする「意外な習慣」」
親切はオキシトシンを活性化するのだが、その活性化に伴い様々な良い効果があるのだが、中でも「心臓病」にも良い効果をもたらすという。そのため本章のタイトルには「心臓を元気にする」と標榜している。

5.「子育てもオキシトシンで決まる」
オキシトシンを活性化することは子育てにも大いに役立つのだという。その子育てをどのようにして役立てていけるのか、そのことを取り上げている。

6.「「今、自分にあるもの」に目を向ける」
そのオキシトシンを出す、そして親切になるためには自分自身を知ることにある。自分自身を知ると言っても自分自身が持っているものは一体何か、それを相手へどのようにして親切という形に転化したら良いかについて書かれている。

7.「人生の幸せは「親切」から生まれる」
人生における幸せは人それぞれあるのだが、その幸せをつかみ取るためには「親切」は欠かせないものである。その親切がいかにして良い影響を与えるのか、本章は総まとめとして取り上げている。

ドラマや歌などで「人にやさしく」というのがある。その「やさしく」は「親切」にするとほぼ同義なのだが、その同義のものがどのように役立つのかそれを取り上げたのが本書と言える。