不可能を可能にする視力再生の科学

私自身、パソコンを使ったり、年齢を重ねたりしたせいか、視力が思うように上がらなくなってきている。最近は視力検査こそ受けたことはないのだが、視力に関してぼやけて見えたり、目がかすんだりするようなことが度々ある。視力は悪くないものの「PCレンズ」を使って仕事をすることが多くなっている。

そこで本書である。本書は視力をいかにして再生を行っていくべきかを取り上げている一冊である。

第一章「老眼鏡がいらなくなる!?」
私自身はまだ、老眼鏡は必要ないのだが、年を重ねていくとそういったものも必要になるのかもしれない。そのような状況になった時、老眼を治すための治療、もしくは予防法はあるのか、その中で後者に関する話と体験談を取り上げている。

第二章「近視・乱視・遠視が十分で治る!」
近視や乱視、遠視や老眼を開放する方法として「レーシック手術」がある。他にも本章では「フェイキックーOL」など視力を回復するような治療法がある。治療法は次々と進化・誕生をしており、その進化・誕生はどのような恩恵をもたらしたのか、そのことを取り上げている。

第三章「あなたの目、クリアに見えていますか?」
視力が良くても悪くても、本当にクリアに見えているのかというと必ずしもそうではない。もっとも近視でも眼鏡の度数があっていなければクリアに見えるはずがなく、なおかつ視力が良くても、自分自身の見え方に適した見方をしていなければ元も子もない。そのクリアに見える方法を手術も引き合いに出している。

第四章「見ているのは「脳」である」
そもそも目に見えているものは目から映るものそのものではなく、目で見えたものを脳内で処理を行い、多少のタイムラグでもって見えるようになっているのである。視力を回復するヒントとしても実は「脳」にあると言える。

第五章「白内障治療最先端」
目の病気には様々なものがあるが、その一つとして「白内障」がある。「白内障」とは、

「眼の水晶体が灰白色に変わってにごる病気。主として老人性のもの。また、先天性・糖尿病性・外傷性、赤外線による職業病性のものなどある」「広辞苑 第六版」より)

とある。一種の眼の老化による病気であるのだが、それにも対処方法があり、進化しているのだが、その方法を取り上げている。

第六章「視力に大切な網膜と神経を守る」
視力を維持するためには眼球の力を強くするだけでは意味がない。他にも網膜や目の神経を守ることもまた必要な要素である。その要素をいかにして守っていくかの術を本章では取り上げている。

第七章「角膜移植最先端」
最近では移植手術も当たり前のようにあるのだが、その中でも目の角膜移植手術はどのような進化を遂げてきたのか。もっとも角膜移植自体は特別な医療ではなく、よく行われている医療である。その医療について本章では取り上げている。

第八章「iPSを用いた再生医療にかける夢」
iPS細胞は研究も進み、実用化に向けても動いている。そのなかで細胞は再生医療に役立つとき、どのようにして役立つのかを取り上げている。

第九章「目の若さを保つ方法」
目の若さを保つ栄養素はあるのだが、それをサプリメントとして取るのも一つの方法としてある。しかし他にも栄養素だけでなく食事バランスをいかにしていくかも併せて取り上げている。

自分自身は視力を良くしたい部分もあるのだが、仕事柄視力が急速に悪くなるのを避けるためにはどうしたら良いのか考えていた。本書は主にトレーニングというよりも手術の種類が多いように思えてならなかったが、手術せずとも回復する方法も少なからずあるのが良かった。

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