2017-04

技術

人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究

建築物は何とも言えない不思議な雰囲気を持つ。その雰囲気の中には人が集まるような楽しげなものもあるのだが、その要因とは一体どのようなものなのか、本書は様々な建築物を引き合いに出して取り上げる。 第1部「なぜ人は「遊環構造」に集まるのか」 遊環...
外国人

ガルブレイス――アメリカ資本主義との格闘

皆さまはジョン・ケネス・ガルブレイスを知っているだろうか。ちなみに私は本書に出会うまでは全くと言ってもいいほど知らなかった。それもそのはずで20世紀最大の「経済学の巨人」と言われていた人物だが、もっともガルブレイス自身が2メートルの身長のた...
仕事術

「だから女は」と言わせない最強の仕事術

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 本書のタイトルはいわゆる「セクハラ」の部類に入る。最もその逆である「男でしょ!」と叱ることもまた然りである。その男性にしても女性にしても使いようによっては武器にすることができる。最もそれが「だから女...
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ミステリー

ヒワマン日和

「ヒワマン」は漢字に直すと「日和満」という。その「日和満」は何なのかと言うと本書のタイトルにあるヒーローの名前なのだが、そのヒーローは日常の平和の中に満足するというのか、それとも日常の中に織りなす中で出てくる敵なのか、それは何かわからないの...
哲学

もしニーチェが短歌を詠んだら

ニーチェといえば西洋の哲学史の中で最も有名な哲学者の一人であるのだが、そのニーチェは様々な思想や名言を生み出し、なおかつそれが後世の哲学者にも影響を与えた。もっとも昨今ではニーチェの明言が自己啓発書として様々なビジネスパーソンにも影響を与え...
書評

ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

「記憶」はその人の思い出を紡ぎ出すのだが、脳科学者の中にはその「記憶」について改ざんされて出てくると指摘する学者もいる。その記憶によって様々な変化が生じるのだが、その記憶がいかにして物語を紡いでいくのか、そのことを取り上げた一冊である。 そ...
書評

はなし家たちの戦争―禁演落語と国策落語

落語と戦争は切っても切れないものである。もっとも現在でも語り継がれている昭和の名人たちは様々な形で戦争体験をしてきた。ある名人は慰問のために海外に渡り、ある名人は招集を受け、兵隊として戦争に駆り出されるといったことがあった。また国策として「...
ミステリー

流転の細胞

「万物は流転する」という言葉を思わず思い出してしまう。最もその言葉を出したのも古代ギリシャ時代の哲学者の一人であるヘラクレイトスである。もっともその「流転」は哲学のみならず、仏教の中にある「輪廻転生」にも通ずるものがあり、哲学はおろか、宗教...
書評

密着 最高裁のしごと――野暮で真摯な事件簿

民事・刑事ともに法律的に最終的な判断を下す場として「最高裁判所」がある。その裁判所の裁判官は長官も含め全部で15人いる。その15人は衆議院総選挙の際に国民審査が行われ、過半数の不信任で罷免されるような仕組みになっているのだが、現時点で罷免者...
書評

週末ナチュラリストのすすめ

ナチュラリストといえば自然をふれあい、伝える立場にあるのだが、日本人のナチュラリストの中で最も有名な人物として「ムツゴロウさん」として知られる畑正憲氏である。他にもCWニコルがおり、そろそろGWが近づくと「GWニコル」となってCMに出演する...
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