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2017年4月

自衛隊の転機 政治と軍事の矛盾を問う

日本国憲法では戦争放棄の条項があるのだが、あくまで交戦権の放棄だけであり、守るための部隊を設けろという規定はない。もっともGHQも日本国憲法の制定を指定したかと思いきや朝鮮戦争をきっかけとして警察予備隊(後の保安隊、自衛隊)の創設を指示した。 それから約70年の月日が流れたのだが、現在自衛隊はある「転機」を迎えている。安保法もあるのだが、それ以上に自衛隊自体、仕事にしてもあり方にしても様々な変化を […]

“好き”がお金に変わる33の方法

ダイヤモンド社様より献本御礼。 お金は大事なことであるのだが、そのお金を作るためには「働いて稼ぐ」と言うのもあるのだが、それだけではない。稼ぐだけでなく、「金のなる木」をつくることによってお金を育てる大きなきっかけをつくることができ、なおかつ、安定的な収入をはじめ、収入の複線化を図ることができるようになる。その図ることができる方法を様々な観点で取り上げている。 第1章「「お金の種」を見つける」 お […]

好調を続ける企業の経営者は いま、何を考えているのか?

著者の鈴木様より献本御礼。 好調を続けられるにも、不調が続くのにも必ずと言ってもいいほど「原因」が存在する。その存在する原因とは一体何か、本書は成長を続けている企業の社長とインタビューを行いながら、要因を分析している。 File01「ミドリムシの可能性は、食料、化粧品、そしてバイオ燃料へ」 バイオ業界の成長企業である株式会社ユーグレナだが、なぜユーグレナにはバイオ業界で様々な広がりを見せているのか […]

悪の出世学 ヒトラー・スターリン・毛沢東

「悪」と呼ばれる人物がいる。その人物は第二次世界大戦前後に活躍した独裁者の3人であり、数多くの民を虐殺した人物の3人である。その3人はそれぞれの道を歩み、独裁者への道をたどっていった。そのプロセスとは一体どのようなものか、本章では「立身」「栄達」など3つのポイントに分かれて取り上げている。 第一部「立身」 ちなみに言っておくがここでは毛沢東は出てこず、ヒトラーとスターリンの2人を取り上げている。両 […]

大震災のとき!企業の調達・購買部門はこう動いた―これからのほんとうのリスクヘッジ

東日本大震災が起こって6年の月日が、そして熊本地震が起こって1年の月日が流れた。言うまでもないが日本は地震大国であり、毎年のように所々で大きな地震になる。それが大震災につながることもごくまれにある。その震災の時に調達や購買などの良く言われる小売業はどのような対応を行い、なおかつどのような災害支援を行ったら良いのか、そのことを提示している。 Chapter1「震災時の危機に立ち向かったバイヤーたち」 […]

あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント

けっして「まくら」だからって寝具ではなく、落語における演目に入るまでの雑談である。噺家の中には人間国宝となった十代目柳家小三治のようにまくらを使いながら演目をきめる方もいれば、昨年逝去した三代目桂春団治のようにまくらに入らずいきなり演目に入る方もいる。 しかしながら小三治のようにまくらを売りにし、お客も楽しみにするようなことが多く、単なる雑談と言うよりも一種の「漫談」として成り立つこともままある。 […]

パリ症候群 愛と殺人のレシピ

日本とフランス、その2つの国の間で紡がれる物語がある。本書の人物たちは日本人であるのだが、その中でパリに滞在する従妹がいるのだが、無くなり遺品整理のためにパリに渡った主人公が基軸となっている。 日本とフランス、両国の中でどのような物語が紡がれていったのか、そして従妹の死因とはいったい何なのか、そのことをひたすら追っていった作品である。 描写の中で事細かにパリの事情や生活、文化、社会に至るまで著者自 […]

「まち歩き」をしかけるーコミュニティ・ツーリズムの手ほどき

私自身あまりテレビは見ないのだが、最近では大物芸能人が「散歩」をする番組が増え始めてきている。そのはしりの一つなのが、故・地井武男の「ちい散歩」が挙げられる。それらの番組をはじめとした多くの番組には散歩でしかわからない魅力が隠されているという。 それに限らず、様々なツアーでは「まち歩き」を標榜とするものもあるという。それは「コミュニティ」を構築し、なおかつ、旅行業の発展の起爆剤となり得るとあるのだ […]

共生保障 <支え合い>の戦略

「共生保障」という言葉を初めて聞くのだが、簡単に言うと「社会保障政策」の新たな提案として、この「共生保障」がある。しかし今日の社会保障政策は少子高齢化もあるのだが、国の財政枯渇などもあり、なかなかそれができない状況にある。 本書はその社会保障の新たな対策として「共生保障」について提案しているが、その中身とともに現状の社会保障政策からどのような変化が生じるのかも併せて取り上げている。 第一章「制度は […]

「どうせ私は」を、やめてみる

「どうせ私は」ということは、かつて私自身も繰り返し言ってきた。もっともその時は自分に自信が全くと言ってもいいほどなかった時代であり、今でこそそういうことを口にすることはほとんどなくなっている。しかしその言葉は自分自身をネガティブにするだけでなく、不幸を呼び寄せるような言葉とも言える。その言葉をいかにして止め、そして前向きになるためにはどうしたら良いか、その方法を伝授している。 1.「ほんとうの不幸 […]