精神科、気軽に通って早めに治そう

精神科というとネガティブなイメージが強くあり、なおかつ患者もそれぞれで、なおかつ医者がそれぞれに合った治療法探しに苦慮するというイメージを持ってしまう。しかし著者は精神科医であり、なおかつ個人病院を経営しながら、精神科の実際と精神疾患の治療法について取り上げている。

第1章「「精神科」は怖い所ではありません」
冒頭にも合ったとおり、「精神科」と言うとありとあらゆる「偏見」をもたれがちである。もっとも精神医療にしても拘束をしたり、あるいは患者の態度に苦慮したりといったイメージを持たれるのだが、心の病気自体にも偏見が持たれているという。本章ではそういった「偏見」を払拭しつつ、精神科とはどのような所かを解説している。

第2章「「症例」から見える診察室の風景」
精神疾患といっても様々な病気の種類があり、なおかつ「症例」とひとえに言っても数多くの治療法がある。その治療のために何を行ってきたのかを取り上げている。

第3章「日常生活で、できることがあります」
うつなどの精神疾患は病院で治療することも大切であるのだが、日常生活の中で治療できる、あるいはカウンセリングできるものもある。その日常生活で出来るものとして「セルフケア」があるのだが、そのケアはどのように行っていけば良いのかを伝授している。

第4章「ご家族や身近な方に知ってほしいこと」
精神疾患を抱えている場合、家族の理解も非常に大切である。医者と患者だけで治療は成り立たず、なおかつ家族の支えや理解を持ちながら、治療を行うことが大切である。

第5章「主な病気の特徴と治療法」
精神疾患には様々な病気があるのだが、その種類は多岐にわたる。もっと言うと同じ病気でも子ども・大人とで発症の仕方から治療のあり方が変わってくる。それぞれの症例や治療法を病気別に取り上げている。

精神的な病を抱えている人に対して、病院に対しての抵抗がある。その抵抗をいかにして取り除き、病院に通うことにより治療することが出来る。本書はそのことを説いている。

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