肉小説集

肉というと色々な肉がある。主立ったものでいうと、豚肉・牛肉・鶏肉が挙げられるのだが、他にも私の好きな羊肉、鹿肉、猪肉など種類を挙げるだけでもキリがない。

その肉をいかにして小説にして行くのか本書を手に取るときに首を傾げ続けてきたのだが、短編集の中で必ずと言ってもいいほど「肉」が出てくる。一見何も脈略のないように見えて、実はそれぞれの肉と共にストーリーが組み込まれている。

そう言う意味では極めて斬新さ溢れる一冊であるのだが、本章に食欲がそそるのかどうかについては人それぞれである。少なくとも食欲はそそらなかった。他にも帯に「あたたかい」とあるのだが、思っているほどあたたかさはないのだが、家族であることに変わりないような気がしてならなかった。

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