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2018年1月

ブラックナイト

「ブラック」と言う言葉はなんとも色々な意味を持つ。最近でも話題となる「ブラック企業」「ブラックバイト」もあれば、社会にしても、企業にしても、多かれ少なかれの「闇」が存在する。 その「闇」にあたる存在はどのようなものか、それは企業社会の中に発生しているものなのか、もしくは人から発生しているのか、あるいはその両方なのか、真の原因は不明なのだが、その「闇」は一つ一つの出来事を通じて大きくなっていく。 本 […]

アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング

何ともギスギスしやすい世の中である。仕事にしても、プライベートにしても、ちょっとのことでも許さず、周りの空気が悪くなってしまい、自分自身でさえも、出て行きたくなってしまう空気になってしまう。ただ自分自身もイライラしてしまうことで、空気を悪くしてしまうことがまれにある。原因としては「怒り」にまつわることが多いのだが、その「怒り」をどのように静めるか、それは感情をコントロールすることはとても大事なこと […]

「文系学部廃止」の衝撃

私自身は文系学部出身であるのだが、実際にやったのは情報系だったため、どちらかというと、文系と理系との間に入っている印象が強い。もっとも文系学部というと「経済学部」や「商学部」「法学部」と挙げるだけでも枚挙にいとまがないのだが、そもそも文系学部はこれから社会に入る産業界と直結しない点が多いと言う天から「廃止」との声も出始めたという。そもそもなぜ「文系学部廃止」の声が出たのか、そもそも文系学部は社会に […]

産業医が見る過労自殺企業の内側

過労自殺や過労死と言った労働的な事故・事件は数多くある。もっともメディアでああ使われるのはその一部だけであるのだが、他にもメディアで扱われないだけあり、様々な労働事故・事件が起こっている。 本書はその中から2015年末に話題となった「電通自殺事件」を筆頭になぜ起こるのか、そしてそれを防止・予防するための産業医の役割とうつ対策を会社・個人単位でどうすべきかを取り上げている。 第1章「産業医とは何をす […]

御徒の女

武家という身分はどちらかというと高い身分であり、常に国・藩を受け持つ立場にあるのだが、そこの娘として生まれた女性はどう会ったのか、その姿を論じている。 毅然と言うか、大和撫子というか、その姿は「武家の娘」であることの矜持を持っているかのように、様々な苦難に対しても立ち向かっていた。 高い身分である一方で様々な「不条理」や「理不尽」が生じ、女性は面と向かうようなことも多々あったのだが、読んでいくうち […]

シングルマザーの貧困

非婚・晩婚化の一途を辿る中でシングルマザーと呼ばれる世帯も出てきている。その出てきている中でシングルマザーが貧困にあえいでいるようなことがあったという。しかしながらシングルマザーの貧困はメディアではあまり取り上げられていない。その知られざることを深掘りしながら列挙している。 第1章「シングルマザーの貧困問題」 シングルマザーの貧困は子育て・教育だけでなく、生活費を得る必要があるため、どうしても働く […]

ストレスのはなし – メカニズムと対処法

ストレスというとネガティブな印象を持たれるかもしれないのだが、実際にはストレスはバランサーの役割を持っている。しかしながら、そのストレスが過度に負いやすい状況にあり、そのためにストレス発散や対策があるのだが、対策しすぎてストレスが完全になくなってしまうと暗示にかかるような印象を持ってしまい、ストレス過多にも近いようなネガティブさを持ってしまう。そもそもなぜストレスは存在するのか、それを適正なものと […]

妄信 相模原障害者殺傷事件

一昨年の7月26日未明に戦後最悪の殺傷事件が起こった。神奈川県相模原市で起こった「相模原障害者施設殺傷事件」である。その事件における殺害者数は戦後最悪の19人にも上った。その犯人は既に逮捕されており、裁判が始まるとあるのだが、具体的な日程については目処が立っていない。 そもそも殺害となった動機となったのは本書のタイトルにある「妄信」があったという。どのような妄信があったのか、そしてその妄信に対して […]

BB/PP

何か「バーバパパ」のようなタイトルのように見えるのだが、ある言葉の略であり、「Blue Beard」と「Purple Pubes」の頭文字を取ったものである。日本語に直訳するのはエチケットの関係から省くのだが、ある意味コードネームのようなものであることが窺える。 本書はタイトルも含めた短編集であるのだが、人工知能があるなど「SF」の要素も含まれている。 しかし本書はSF作品のみならず、叙情的、なお […]

いびつな絆 関東連合の真実

日本には「アウトロー」と呼ばれるような集団はある。方や暴力団、方やマフィア、そして本書にて語られる暴走族である。本書はかつて存在した日本最大の暴走族集団として名を馳せ、衰えた時もOBらが様々な関わりを持つことができたという。その関東連合はなぜ日本最大となり、OBらが様々な出来事に影響を及ぼすようになったのか、そのことを取り上げている。 第1章「六本木クラブ襲撃事件」 この事件は今から5年前の9月2 […]