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2019年3月15日

入れ子の水は月に轢かれ

沖縄の中心地である那覇市、その中に水上店舗通りが本書の舞台である。どこにあるのかというと那覇市牧志と世ばっる地域で、そこに流れる川として「ガープ川」があるのだが、そのほとりに店舗が軒を連ねていることからそう名付けられたのかもしれない。 その通りの裏はまさに「スラム」と呼ばれる地域であり、そこで生きる人びとは普通の人ではとても想像できないような境遇に生きる方々を描いている。しかしそこでとある水死体が […]