MONTH

2019年2月

成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?~あなたを超一流にする40の絶対ルール~

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 「成功する人」はよくある「普通の人」とは異なる部分があるのかもしれない。もっとも「成功」という定義は稼ぐことはもちろんのこともあるのだが、稼ぐ以外に事業をなしえることも、そして自分自身の思っていることをなしえることもまた「成功」と言えるのかもしれない。本書で言うところの「成功」の定義は稼いだり、事業に成功したりすることに重きを置いている。その上で、成功者た […]

雑品屋セイゴオ

「千夜千冊」というもので有名な松岡正剛氏は、そのサイトを閲覧したり、あるいは書籍化した際の著書を読んだりして、刺激を覚えたことは私自身が書評をし始めたことであり、懐かしいものである。松岡氏のルールとまでは行かないものの、4,000冊近くも書評してきた中での大きな「原点」の一つとして松岡正剛氏の「千夜千冊」があったと言っても過言ではない。 私事はここまでにしておき「編集工学」として名を馳せ、「千夜千 […]

架空の犬と嘘をつく猫

本書に出てくる名字が「羽猫」とある通り、特徴的なものであるのだが、もっとも特徴的なのがその家族である。「嘘吐きの家系」と言われており、家族も「嘘」という言葉がつきまとうものである。また「架空」と呼ばれる一種の「嘘」とも関連があり、それを好いている人、嫌っている人が家族としてなり立っているという。 本書はそんな家族の物語であるのだが、「嘘」という言葉の本質、そしてそれは本当に悪いことなのかどうかも含 […]

大宏池会の逆襲 保守本流の名門派閥

自民党もそうであるのだが、政治政党の中には「派閥」なるものが存在する。中でも自民党は様々な派閥があり、本書で取り上げる宏池会(こうちかい)は自民党の派閥の中でも最も古く、池田勇人によって設立された。歴史的に「池田派」や「大平派」、「古賀派」を経て、現在では「岸田派」とも呼ばれている派閥である。 その「宏池会」はどのような歴史を辿ってきて、そしてこれからどうなっていくのか、そのことを取り上げている。 […]

もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら

「もしも~」と言う名を冠しての本は数多く存在するのだが、本書ほど奇想天外な「もし」を描いた本は無いと言える。 そもそもカップ焼きそばの作り方はカップ焼きそばのラベルを見れば単純に分かるのだが、それを夏目漱石や太宰治、村上春樹、又吉直樹、小林よしのりなど作家に限らず、マンガ家に至るまで「もし」の幅を巻き込んでおり、国内のみならず、コナン・ドイルやドストエフスキーといった海外の文豪にまで「カップ焼きそ […]

ユーラシア動物紀行

大陸の中で最も広大な面積を誇るユーラシア大陸には様々な動物が生息している。もちろん日本列島もまたユーラシア大陸から派生して生まれたこともあり、縁は深く、日本に生息している動物の多くも、このユーラシア大陸にて生まれた。 本書はユーラシア大陸を渡りながら、様々な国の歴史、そしてそこに生息している動物の変遷について取り上げている。 第1章「動物地理学研究ことはじめ」 そもそも本書では「動物地理学」の研究 […]

ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚

華やかな舞台の一つとしてあげられる「宝塚歌劇」。その歌劇を彩っている宝塚歌劇団は今年で105年の節目を迎える。女性だけの華やかな舞台は多くのファンを今も昔も虜にしている。 しかし舞台は女性だけで成り立っているのだが、その裏は多くの男性にも支えられている事実がある。プロデューサーはもちろんのこと大道具などのいわゆる「裏方」の存在もあれば、タカラジェンヌになる夢を支えてきた家族の存在もある。華やかな舞 […]

高齢ドライバー

よく事件などでは高齢者のドライバーによる事故が取り上げられている。もっとも私の住んでいる鎌倉でも、高齢者ドライバーの事故の話を聞くことがあるほどである。そもそも高齢ドライバーの事故が起こっている現状は今の社会にも原因の一つとしてある。なぜ社会問題としてあげられるのか、そしてその対策として何を行ってきているのか、本書はそのことについて取り上げている。 第1部「社会問題としての高齢ドライバー」 日本は […]

あなたがスマホを見ているとき スマホもあなたを見ている

本書のタイトルからして、今のスマホの現状を見ているように思えてならない。最近ではセキュリティの観点から人がスマホにて除いた内容が他人に流出するようなニュースもちらほら聞くためである。 本書はそのそのことも含めて歩きスマホなどについて批判をしたエッセイの一つであり、表題も含めて、昨今の日常に鋭く切り込んだエッセイ集である。 新聞やテレビのニュースはもちろんのこと、実際に歩いてみて気づいたことなど些細 […]

マンガでやさしくわかる人事の仕事

それなりの大きさの会社であると「人事部」や「人事課」という部署がある。そこではどのような仕事をやっているのか、多くのイメージでは「人を採用したり、評価をする」というイメージを持たれるのだが、実際人事の仕事はそれだけではないという。本書は人事の仕事についてある人物が人事部に配属されたことから人事の生活についてマンガにて取り上げた一冊である。 Part1「人事の仕事はどんなもの?」 そもそも人事の仕事 […]