株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者

人生は何が起こるかわからない。うまく行かない時もあれば、捨てたものではないと思う時もある。

本書は仕事も家庭も全て失った男性が一風変わった会社に働くようになる。しかもその会社名が本書のタイトルにある会社である。その会社は場所・時間を跨いで、手紙の配達を行う会社である。しかも男性が所属するのは配達不能になった人たちの手紙を直接届けるというものである。その先々で受取人たちと出会うことによって、男性の考えも変わり始めた。

本書の帯に

人生はいつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる。

とある。人生は何が起こるのかわからない。また思っていたものと違う道を歩んでいっても、それが幸せな人生になることもあれば、希望通りの道を選んでも、挫折してしまうこともある。人生は何が起こるのかわからない。しかしやり直しができ、多かれ少なかれ幸せな道がある。そのことを示しているのではないだろうか。

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