文芸・評論

SF

未来の回想

本書の小説は、80年以上前に書かれていたものが、復刻に近い形で翻訳されている。80年前にかかれたSF作品でありながらも、色褪せていないと言うから驚きである。 本書は「タイム・マシン」の製作に捧げた男の物語であるが、近き未来、そして遠き未来へ...
ミステリー

四〇一二号室

本書のタイトルは本書で「最恐」と言われる事件の舞台である。その舞台はタワー型マンションと言われるところの40階にあることから「四〇一二号室」になった。私だったらあまりそう言う所に住みたくは無いが、見晴らしは良さそうと言うことは容易に想像がつ...
ミステリー

杉下右京の冒険

人気ドラマ「相棒」シリーズで水谷豊が演じる杉下右京が主人公として、三宅島や御蔵島、そして韓国を舞台にした謎の事件を描いている。 「相棒」シリーズのファンの人であれば十分に楽しめる一冊であるが、私自身「相棒」はあまり見たことが無い(と言うより...
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書評

「山月記」はなぜ国民教材となったのか

私が高校の国語の授業で一番印象に残った作品は、中島敦の「山月記」という作品である。独特の物語にハマり、何度も何度も読んだことは今も記憶に残っている。その「山月記」は今となっては、色々な出版の教科書にて取り上げることが多いのだろうか。先日「国...
書評

恋愛検定

目下空前の「検定ブーム」と言われる今日この頃。 一風変わった検定が存在した。 その名も「恋愛検定」。その名の通り「恋愛力」を測るための検定試験である。 「恋愛力」とひとえに言っても「コミュニケーション力」や「セルフプレゼンテーション力」「洞...
ミステリー

海のイカロス

時は3.11後の脱原発運動が盛んに行われる、俗に言う「原発クライシス」と呼ばれていた日。脱原発を掲げながらも新エネルギーに対する模索が行われていた。 その中で注目されたのが「潮流発電」と呼ばれる発電システムだが、主に海流を利用する発電のこと...
書評

裸にされた花嫁

本書は小説なのだが、フィクションかノンフィクションなのかは分からない。ましてや本書の著者は匿名希望であるのだが、本書を書き上げる時に失踪してしまっている状態である。もちろん現在は存命なのか、それとも亡くなられたのか全く分からない。 本書はイ...
書評

恋都の狐さん

「恋愛成就」というと神社が挙げられる。いわゆる「縁結び」のことを行っているのだが、縁結びの神社として有名なのが「出雲大社」であったり、石川県の気多大社であったり、京都府の地主神社などが挙げられる。他にも縁結びの願いを叶えられる神社はたくさん...
書評

『源氏物語』と騎士道物語―王妃との愛

「源氏物語」は平安時代、紫式部が描いた恋愛文学であると同時に「姦通文学」と呼ばれる、いわゆる官能小説のような作品と言える。しかし「源氏物語」は代表的な日本文学作品として、日本はもちろんのこと、海外でも取り扱われることが多い。著者もアーサー・...
書評

ジューン・プライド

「ジューン・ブライド」と言う言葉は聞いたことがある。調べてみると、 「6月に結婚する花嫁。西洋で、6月が女性と結婚生活の守護神ジュノーの月であることから、この月に結婚すると幸福になるとされる。」(「広辞苑 第六版」より) とある。簡単に言え...
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