外国人 ベラスケス 宮廷のなかの革命者 ディエゴ・ベラスケスと呼ばれる画家はスペイン絵画の黄金時代を支え、フランスの著名な画家であったエドゥアール・マネが絶賛したほどの存在だった。と同時に宮廷画家として活躍しながら、宮廷の中枢として活躍した人物でもあった。 そのベラスケスの生涯は... 2020.01.02 外国人書評
日本人 ブスの家訓 何とも刺激的な一冊なのだろうか。まず表紙からしてどの国民的アニメを模しているのかは用意に想像がつき、なおかつ自虐しているようなタイトルのようでいてならない。本書は著者自身家族をもっているのだがその日常と同時に’、自らの半生も綴っている一冊で... 2019.12.29 日本人書評
日本史 東大教授の「忠臣蔵」講義 忠臣蔵は元々「赤穂事件(あこうじけん)」を歌舞伎・人形浄瑠璃として「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」として上演され、名付けられた。もっとも「赤穂事件」は1701年の4月に起こった浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかったところから端を... 2019.12.23 日本史書評
日本人 この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。 著者は本当の意味での「地獄」を味わった人なのかもしれない。それ程の不幸を味わいながら、立ち直り、活躍をしているのだが、病と今もなお闘っている状況であり、体験記を今もなお綴り続けている。その病が発病してから闘いはじめ、そして闘い続けている最中... 2019.12.15 日本人書評
日本史 撰銭とビタ一文の戦国史 お金を支払う文句に「ビタ一文支払わない」がある。この中の「ビタ一文」とはいったい何なのかと言うと、元々「ビタ」は漢字一文字で「鐚」と書く。文字通り金の編に悪のつくりのため、元々は粗悪な紙幣や貨幣などのお金を表すのだが、いつのころからか転じて... 2019.11.26 日本史書評
世界史 「もしもあの時」の社会学 「歴史に「もしも」」は歴史学的にはタブーである。もっとも「歴史学」と言う学問は史料に基づいて歴史的にどのようなことが起こったのかなどを議論をする学問であり、事象の発生経緯や自物の生誕、さらには文明の根源などが題材となっている。 ちなみに本書... 2019.11.25 世界史書評
日本 ドライブイン探訪 日本にも「ドライブイン」がある。私の家の近くにもレストランやファーストフード店のそれがある。ドライブインというとハイウェイなどの高速道路の中にあるイメージが持たれるのだが、実際には一般道にもドライブインがある。津々浦々にあるドライブインはど... 2019.10.28 日本書評
日本史 モノから見たアイヌ文化史 私自身、北海道出身であることからアイヌ語やアイヌ文化には些か興味がある。もっともアイヌ文化についてはある程度知識はあったのだが、それを広く世に伝えたというと、過去に2度アニメ化されたマンガ「ゴールデンカムイ」がよい例である。 本書はアイヌの... 2019.10.26 日本史書評
日本人 絶滅危惧職、講談師を生きる 本書のタイトルにあるように講談の世界は存続が危ぶまれる様な状況に陥っており、「絶滅危惧」と呼ばれているほどである。その世界に入り、今となっては著者が「講談」の世界から復興に気を吐いているような気がしてならない。今となってはテレビやラジオでは... 2019.10.20 日本人書評
日本 泣かない一人旅 – はじめてでも失敗しない、 最高に楽しい – 私自身一人旅をしたい時分であるのだが、仕事の関係からなかなかできない部分がある。そのため旅にたいするあこがれがある一方で、そのあこがれから実行が難しいと言うほかない状況にある。 私事はさておき、一人旅には成功と失敗は付き物である。その失敗に... 2019.10.11 日本書評