書評

書評

カタルーニャを知る事典

スペインには色々な地域が存在するのだが、中でも有名なところでカタルーニャ(カタロニア)地方がある。元々カタルーニャという言葉が使われ始めたのは12世紀の頃であり、その前からも君主国として独立し、一大帝国に発展した経緯が存在する。 中世の栄光...
数学

やり直し教養講座 高校数学、居酒屋で教えるとこうなります

「高校数学」は高校だけで学び、結局の所社会の役に立たない、と思っている方も多いことだろう。実際に私も分野によって異なるが役に立たない事だと思っていた。しかし最近では統計学が見直され、さらに確率なども認知されるようになり、高校数学が社会に役立...
書評

いつか、この世界で起こっていたこと

昨日と同じく短編集を取り上げるが、本書は東日本大震災の悲しみを実在では無く、むしろ風刺を込めた物語として作られた作品である。もっとも印象づけられているのが 最初の所である「うらん亭」というもの。これは福島第一原発事故のことを描いている。他に...
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書評

ショートカット

本書は短編集で表題の「ショートカット」を始め、「やさしさ」「パーティー」「ポラロイド」の4編から成り立っている。一つ一つの作品に暖かみを持っており、それでいながらも人間くさく描かれている。それでいながら表題である「ショートカット」の名前の如...
哲学

そなえることは、へらすこと。

「備え」と言う言葉は今も昔も存在するのだが、その「備え」の重要性を見出したのは2011年に起こった「東日本大震災」である。その日をきっかけに、防災用品もさることながら、非常用のものがスーパーに所狭しとならんだ事も知られている。もっと言うと、...
書評

中小企業の『人財』戦略―人材の育成と活用に向けて

本書が出版されたのは今から2年前の2月。この時は民主党の政権下にあり、景気は「二番底」とも言える様な景気に見舞われた。中小企業は割りを喰らってしまい、倒産の憂き目に遭ったところもあれば、本書のように人材不足に悩まされるところもあった。ちなみ...
コミュニケーション

書き出しは誘惑する――小説の楽しみ

元々小説を読むのが苦手だった。実際にどのような作品なのか、どういう表現をしているのか、というのが読み取るのが難しいからである。なので、書評を始めた当初は小説すら手に付けていなかった。小説の書評を始めたのは2009年の1月、忘れもしなかったの...
宗教

教皇フランシスコ

現在のローマ教皇であるフランシスコが、教皇に就任してから1年になる。前の教皇であるベネディクト16世が高齢を理由に退位したことが理由である(ちなみにこのことで719年ぶりに名誉教皇が誕生することとなった)。歴代教皇では初めての南米から教皇誕...
書評

日本の風俗起源がよくわかる本

「風俗」と言っても吉原や堀之内にあるような所ではない。日本独特の文化や習わしのことを言っている。元々日本には独特の礼儀作法はもちろんのことマナーや行事に関することについて様々な意味を持っているのだが、あまりよく分からずに学ばされている事が多...
書評

任侠病院

本書は「阿岐本組任侠シリーズ」と呼ばれるシリーズの第二弾であるのだが、任侠と病院という「異色」の組み合わせの作品である。この作品を見ると、確か2005年にやっていた和田アキ子主演のドラマ「介護番長」を思い出す。任侠というといかついイメージが...
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