ミステリー つながりません スクリプター事件File 映画の撮影を行った方、あるいは映画についてマニアックな知識を持たれる方は知っているのだが、そもそも映画は様々なシーンを撮影を行い、その撮影したシーン・様子などをつないでいき、1本の映画を作っていく。その「つなぎ」の管理を行うのが「スクリプタ... 2022.09.29 ミステリー書評
ミステリー 群青の魚 本書は2人の若き警察官が、特養老人ホームで入所者が殺害された事件を追っている。なぜ本書のタイトルは、冒頭にて言及しているが、 生ける魚は水流に逆らって游(およ)ぎ、死せる魚は水流とともに流る「内村鑑三全集15」p.81より から来ているよう... 2022.09.23 ミステリー書評
ミステリー ノワール・レヴナント 本書の表紙にはトランプを行っている女子高生の姿がある。トランプのゲームによっては心理的な駆け引きが求められることもある。そのトランプにおける「数字」と、駆け引きが本書にて展開されている。 本書はとある男子高校生を主人公にしている。その高校生... 2022.09.21 ミステリー書評
ミステリー これはミステリではない 小説のカテゴリーはいくつかあるのだが、その中で有名なものに「ミステリー」がある。特に警察や社会的な作品、さらにはホテルなどの密室殺人などの事件を「ミステリー」と定義づけられるのだが、辞書で調べてみると、 1.神秘。不思議。霊妙。 2.聖史劇... 2022.09.04 ミステリー書評
ミステリー ヴィクトリアン・ホテル 私事だがあまりホテルに行ったことが無い。もっとも旅行もここ最近行っていないことも理由であるが。 私事はさておき、本書の舞台は誰もがうらやむ超高級ホテルである。しかしそこに訪れた宿泊客は一癖はあれ、普通の宿泊客であり、繋がりはないように見えた... 2022.08.31 ミステリー書評
ミステリー 共犯者 本書はミステリーの中でもよくある、1つの殺人事件を追っていくというものであるのだが、その殺人事件が意外な人間関係をあぶり出していくこと、さらには家族や警察、世論まで動き、やがて壊れるなど1つの殺人事件をきっかけに、人間、あるいはその周りの人... 2022.08.23 ミステリー書評
ミステリー 情無連盟の殺人 本書では「アエルズ」と呼ぶ感情がだんだんと失う病気であるが、実際の傾向として「アレキシサイミア(alexithymia)」がある。アレキシサイミアは認知・感情などを表すのが不得意な「傾向」を示しており、論者によっては「病気」「障害」といった... 2022.08.19 ミステリー書評
ミステリー 聖女か悪女 表紙からしておどろおどろしさ全開の印象を持っているのだが、中身も負けず劣らずのおどろおどろしさだった。結婚パーティーという幸せの最中で起こった、あまりにも惨い悲劇。しかもその悲劇にはある「復讐」があった。 しかもその事件は殺人事件と監禁事件... 2022.08.17 ミステリー書評
ミステリー 哄う北斎 絵画をはじめとした美術品には、何とも言えない美しさと魅力が備わっている。特に歴史的な作品となると価値は跳ね上がり、「高貴な収集」「贅沢品」といった見方もするようになる。また中には、美術品を高値で取引を行うような方々もいる。 本書はその美術に... 2022.08.09 ミステリー書評
ミステリー Butterfly World 最後の六日間 よくある物語としてある人がオンラインゲームの世界に入り、そこで事件に遭遇する、あるいはデスゲームを行うといったものはよくある。しかし本書は「VR空間」における「殺人事件」というものである。 ミステリー作品も現代に当てはめたり、あるいはパラレ... 2022.07.22 ミステリー書評