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自伝

マックスむらい、村井智建を語る。

昨年あたりからYouTuberが活躍をしている。代表的な人を挙げるとHIKAKIN・はじめしゃちょー、そして本書にて紹介されるマックスむらいなどがいる。元々マックスむらいの本名は本書のタイトルにある村井智建(ともたて)、アプリ情報メディアの代表取締役である。その彼の生い立ちとは何か、本書はそのことについて自ら綴っている。 第一章「奥能登」 村井氏が生まれたのは1981年、石川県の能登半島の奥にある […]

ウイスキーと私

先月28日に終了した連続テレビ小説の「マッサン」。その「マッサン」の主人公のモデルとなったのが、本書で紹介する竹鶴政孝とリタ夫人である。 竹鶴は元々酒造家の息子として生まれ、自らも酒造家になろうと考えていた。酒造家になろうと修行していた傍ら、洋酒にも興味を持ち、当時アメリから輸入していたウイスキーにも興味を持っていた。その修行元の会社の指示により単身スコットランドに留学し、ウイスキーの醸造技術を学 […]

宮城黎子の昭和テニス史―グッドデイズ、グッドイヤーズ、グッドライフ

今、テニスが熱いといえる。その理由として、昨年から起こっている錦織圭選手の活躍により「錦織フィーバー」が続いていることにある。昨年は全米オープンで日本人初の準優勝を獲得し、今年もメンフィス・オープンで史上初の3連覇を達成するなど、大活躍をしている。その熱いテニスの世界は、昭和の時代ではどのようなものだったのか、日本テニス界の黎明期から活躍したテニスプレーヤーである宮城黎子氏のテニス人生とともに解き […]

耳の聞こえない私が4カ国語しゃべれる理由

「学びにハンディは関係ない」 そのことをまざまざと見せつけたと言えるのが本書である。著者は幼い頃に聴覚障害を起こしながらも、韓国語・日本語・英語・スペイン語の4カ国語を話すことができる。もちろん著者自身が話好きというのがあるのだが、それぞれに著者自身の生い立ちによってマスターした。本書は著者の生い立ちとともに、なぜ4カ国語取得できたのか、その理由について綴っている。 第1章「韓国語」 著者は韓国生 […]

年末恒例ランキング2014 vol.5 「人文」本ランキング

年末恒例企画もいよいよラスト、今日のランキングは「人文」本のランキングです。今年は143冊取り上げました。昨年も同じようなことを書きましたが、「人文」とひとえに言っても哲学・思想・歴史・言語・自己啓発など様々な本が「人文」に該当する形になったので、このように膨大なものになった様相です。 今回はこの中から印象に残った本を5冊紹介致します。 第5位:父子相伝-陳家の訓え 父子相伝 posted wit […]

具志堅用高―リングは僕の戦場だ

具志堅用高と言えば、日本ボクシング界のレジェンドと呼ばれる存在である。先日具志堅はボクシング国際殿堂入りが決まった。もっともチャンピオンに輝き、13度に渡る防衛を記録し、日本ボクシング界の根幹を彩った。 その具志堅用高は元々不良として沖縄で名を馳せ、その後、ボクシングにのめり込み、世界チャンピオンに輝いた。本書は殿堂入りということもあるのだが、具志堅用高の人生を自ら綴った一冊を取り上げる。 第一章 […]

変化の人—努力すれば、苦難を乗り越える出会いが訪れる

生存原理として生き残るためには「変化」が必要である。しかしわかっていても日本人は「変化」を嫌う民族である。そのため「変化」を求めようにも、周囲の圧力により断念せざるを得ないケースもある。しかし日本人の中には「変化」を好み、時代の波にさらされながらも、流されもせず、己の信念をもって変化を行い、大成功を収めた人が何人もいる。その人々はいったいどのような変化を行ってきたのか、その変化に対する抵抗に対して […]

「李香蘭」を生きて

今年の9月7日、李香蘭こと山口淑子が94歳という年齢でこの世を去った。戦前~戦中ではアジアの大女優・大歌手、そして晩年は国会議員として活躍した重要な人物が失ってしまったことになる。戦前から戦中の歴史を紡いできた「李香蘭」はいったいどのような思いで演じてきたのか、そして戦後の人生の中で影響を及ぼしたのか、自ら綴った一冊である。 第一章「「李香蘭」誕生」 李香蘭こと山口淑子は1920年当時「中華民国」 […]

生え抜き タイガースから教わったこと

私自身日ハム・DeNAのファンであるのだが、本書の著者について鮮烈な思い出がある。というのは初めて野球観戦した時のこと、たしか今から17年前の事であるが、その時地元・旭川のスタルヒン球場で阪神vs横浜戦が行われた。その時著者は4番だったか6番だったか忘れたのだが、その時は2ホーマーを打つなどの大活躍で、チームの勝利に貢献したことをはっきりと覚えている。しかしその活躍もあってか「代打の神様」という異 […]

ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争

人には「表」の側面もあれば「裏」の側面もある。 本書の著者の母親、小川真由美(現:小川眞由美)もその例外に漏れなかった。むしろ「裏」そのものの顔は、娘である著者でしか知らなかったと言えるのかも知れない。 本書は私たちの誰も知らなかった小川真由美の裏の顔について娘である著者が告発している。著者の名前は本名名義となっているが、かつては母親の付き人を経てMAHという芸名で女優、モデルなど活躍し、母親との […]