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国家

日本沈没を食い止めろ!~硬直化した政治を変えるための改革

元々「日本沈没」は1973年に小松左京が発表したSF小説であり、幾度も映画化・ドラマ化・アニメ化されるなど、来年50周年迎えるなかで様々なメディアミックスも行われている。もっとも小説自体も上下巻あわせて400万部近くの売上を果たし、日本におけるSF小説が浸透したきっかけであると同時に小松左京の代表的作品にまでなった。 その日本沈没は実際に起こるのかと言うと科学的に検証を行った人もいる。また著者への […]

「オピニオン」の政治思想史―国家を問い直す

第一章でも同じように言及をするのだが、そもそもオピニオンは直訳すると「意見」である。もっとも最近では良くも悪くも話題となる週刊誌の中には「オピニオン誌」という側面も持っている。 このオピニオンこそ「政治思想」とは切っても切れないものであり、なおかつ思想の違いといったものがハッキリと出てくる。もちろん現在の政治にも大きな影響を及ぼす。その政治思想とオピニオンはどのような歴史を辿っていったのかを取り上 […]

現代民主主義-指導者論から熟議、ポピュリズムまで

現在は多くの国家で「民主主義」を採用している。民主主義以外で言うと、社会主義や共産主義、あるいは独裁主義など多岐にわたるが、大多数は議会などをつくって「議会制民主主義」とする国である。 そもそも「民主主義」の歴史を紐解いてみると、古代ギリシアではアテナイ(現在あるアテネの古名)を中心として、国民が直接政治に参加する「直接民主主義」だった。その後は王政が中心となり、復活したのがアメリカ独立革命やフラ […]

SDGs――危機の時代の羅針盤

SDGsは、書籍にしても、店・企業にしても掲げているところは数多くある。第1章でも言及するのだが、「SDGs」は「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の頭文字などをとった名前である。もっとも持続可能な目標と行っても、どのようなものなのかわからない方もいるかもしれない。本書はどのようなものか、そしてなぜSDGsができたのか、日本におけるSDGsの立ち位置 […]

あしたの官僚

ここのところ国の根幹を動かす役割を担う「官僚」は本当の意味で、色々な目で見られる。一部官僚の不祥事による白い目、非正規の惨状を憂う哀れな目、国難に対してなかなかことが進まない怒りの目などがある。 本書はその官僚の世界に飛び込み、日夜国の問題に取り組む姿を映し出している。もちろん国に関して重要なものであるため、毎日終わるのは深夜になり、残業時間も月数百時間になるなど、ブラック企業も顔負けとも言える状 […]

アウグストゥス

紀元前にローマ帝国が席捲し、「パクス・ロマーナ(ローマによる平和)」をもたらした。その基礎を築いたのが、ガイウス・ユリウス・カエサルだが、後を継いだのがカエサルの養子であるアウグストゥスである。武装蜂起や内乱などを戦い抜き、ローマ帝国を築き、初代皇帝となった。世界で初めて「帝国」という「国家」をつくり上げ、元首政を敷き、「パクス・ロマーナ」となった。最も大きな功績であるのだが、細々とした功績を挙げ […]

みんなの「わがまま」入門

「わがまま(我儘・我侭)」とは、 1.自分の思うままにすること。自分の思い通りになること。 2.相手や周囲の事情をかえりみず、自分勝手にすること。きまま。ほしいまま。みがって。 3.思うままにぜいたくを尽くすこと。また、そのありさま。「広辞苑 第七版」より とある。実際に皆がわがままになると、成り立たないというようなイメージを持たれ、なおかつ周囲からもいい気はしない。多くの理由としては「わがまま」 […]

世界に負けない日本 国家と日本人が今なすべきこと

日本は「世界的に見て遅れている」や「グローバル社会では生き残れない」といった事を主張する論者も少なくない。もちろん今のままでは難しい。ではグローバル化の中で世界に通用する人や国家にするためにはどうしたら良いのか、本書では条件などを踏まえて提言している。 第1章「グローバル人材五大必須条件―「微笑(ほほえみ)と言い訳」だけでは世界に屈してしまう」 グローバルであるだけに、言語の壁を超える必要がある。 […]

傷だらけの人生

金融や国家、政治など歯に衣着せない論説で有名な副島氏であるのだが、本書はその論説はあるにしても、自分自身ダマされた失敗談も赤裸々に綴っている。銀行員時代から評論家になるまでの活動として、様々なところでダマされたという。そのダマされた経緯と対策について取り上げているのが本書である。 第1章「オンナにダマされた」 そもそも本書のタイトルは1971年に公開された同名の任侠映画から来ている。鶴田浩二主演で […]

日本の未来

2015年の1年間の間「週刊新潮」における「日本ルネッサンス」というコラムにて連載されたものを書籍化したのだが、元々書籍となったのが2016年、そして今年文庫化された。 そのため本書にて取り上げる評論は2015年の国内外の政治や国家においてのことを表している。特にアメリカの場合は大統領が代わったことにより、潮流が大きく変化している。では日本はどうかというと首相は代わっていないのだが細かい所で変化を […]