ミステリー 教室が、ひとりになるまで とある高校にて連続の自殺事件が起こり、生徒が一人、また一人と減っていった。しかし証言から自殺ではなく、「他殺」だった。 もしもそうであれば完全犯罪のような状況なのだが、そこは本書の主人公。「若者の人間離れ」の如く、超能力で推理を行うと言うも... 2022.07.20 ミステリー書評
エッセイ ウチら棺桶まで永遠のランウェイ 本書はモデル・タレントであるが、それ以上にYouTuberとしての活躍が強いkemio(けみお)のエッセイ集である。 私自身もそうであるが、人生は何が起こるかわからない。神奈川県で生まれ育ったkemioは元々目立つことが大好きだったという。... 2022.07.18 エッセイ書評
時代 さんばん侍 利と仁 昨今では新型コロナウイルスにより企業の倒産や破綻、あるいはそれの危機に瀕する状況に陥るケースが頻発している。特にその危機から脱するために「再建」を行うことも少なくない。 所変わって本書はその「企業再建」を江戸時代において行ったという移植の一... 2022.07.12 時代書評
書評 20ヵ国語ペラペラ ――私の外国語学習法 海外への憧れを持つ人は少なくない。かく言う私も1度だけカナダに行ったことはあるのだが、他の国に行く機会があればぜひ行ってみたいものである。とはいえ緩和されたとはいえコロナ禍もあるため、なかなかそうにはいかない現実もある。 それはさておき、そ... 2022.07.11 書評自己啓発
ミステリー ドッグレース 元アウトローの探偵が、元々いたアウトローの世界に戻り「人捜し」を行うというものである。しかもある事件の容疑者もまた「密売人」というアウトローの稼業。その弁護人に依頼された探偵という構図であるのだが、謎が謎を呼ぶような事件の人捜しで、なおかつ... 2022.07.10 ミステリー書評
書評 新装版 隻手の声 鬼籍通覧 「隻手(せきしゅ)」は簡単に言うと「片手」である。そう考えると片手が鬼の手のように見えるのだが、本書の表紙を見るに鬼の手になっている描写は一切存在しない。また鬼と言っても「鬼籍」であり、亡くなった人の一覧のことを表している。よく亡くなること... 2022.07.08 書評青春
ミステリー 暗号通貨クライシス ―BUG 広域警察極秘捜査班 今となっては投資の対象として「暗号通貨」であるが、世界初の暗号通貨は、すでに「仮想通貨」として名高い「ビットコイン」がある。暗号資産は安全かというと、決してそうではなく、世界各地で暗号資産にまつわる詐欺事件も起こっており、かつ暗号資産が「ダ... 2022.07.06 ミステリー書評
時代 お助け同心 尾形佐門次 江戸時代を描いた小説において、「同心」という名前を目にする。「同心」は江戸時代における役人の一つにあり、庶務や警備などを行う、あるいは軽犯罪を取り締まる警察の役割を担っていた。 同心は各藩におかれていたのだが、同心のあり方も多様であり、伊賀... 2022.07.04 時代書評
書評 遠い声――管野須賀子 瀬戸内寂聴が昨年11月9日に逝去した。99歳という大往生である。作家として、そして人物としても、かなり大きな存在だった。特に作家としては俗名である「瀬戸内晴美」時代から長年にわたって活躍し、逝去する直前まで執筆を行っていたほどである。デビュ... 2022.07.02 書評青春
ミステリー 量子人間からの手紙 捕まえたもん勝ち! 本書は先日取り上げた「捕まえたもん勝ち!」シリーズの第2弾である。本書の主人公は元アイドルの刑事を中心に事件を追うものであり、今回は変人の刑事とタッグを組む。今回はカメラをすり抜けて殺人を犯す犯人との闘いを表している。 ある意味近未来の様相... 2022.06.28 ミステリー書評