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理論

戦略思想史入門 ――孫子からリデルハートまで

「戦略」と言うと、巷の本屋にて並んでいる者として経営や事業にまつわる戦略の本が多くある。そもそも「戦略」は実際に武器を持って戦争に関しての作戦や理論について取り上げられている。もっともビジネスも、他者や業界との「競争」という名の闘いであることが多く、それに関連付けて、本書にて紹介する孫子の兵法やマキャベリの理論を引用されることが多くある。 では「戦略」そのものはどのように変わっていったのか、本書で […]

池上彰の行動経済学入門

これまで「行動経済学」はいくつか取り上げたことがある。もっとも経済学の中では身近なものであり、なおかつビジネスの場でも使われているからである。しかし使われているからと言って「行動経済学」とはどのような学問なのかわからない人も多くいる。 そこで本書である。本書はテレビでもおなじみのジャーナリストの池上彰氏が、行動経済学とは何か、また行動経済学の中で有名な理論について噛み砕いて取り上げている。 第1章 […]

小飼弾の超訳「お金」理論

ふと「お金」とは何かと考える事がある。もちろんお金がなければ生活ができず、なおかつ夢や目標を達成するなどを行う際に使う「ツール」の一つとも言える。しかしお金にまつわる諺などもあり、「金は天下の回りもの」といった有名なものもある。 お金はツールであれば割り切れるのだが、中にはお金に関してトラブルを抱えてしまい、事件を起こしてしまう事例も少なくない。そもそもなぜ「お金」は存在するのか、またお金を基軸に […]

今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」

著者の佐藤様より献本御礼。 会社を経営したり、販売などを行っている方々であれば「マーケティング」は身近なものである。しかし会社で働きながらも「マーケティング」とは何か知らない方々も中に入る(かつての私のように)。そもそもマーケティングとは何か、そしてマーケティングを行って行くにはどうしたら良いか、本書は「入門書」として伝授している。 第1章「ざっくりと全体像を知る「マーケティングの基本」」 そもそ […]

現場から見上げる企業戦略論

現場を直接見ても分からない部分がある、そのため現場から机上に向けて「見上げる」ことによって日本の経営や企業についてどのように戦略を構築していたら良いのかがよく分かる。その見上げた中でどのような課題と未来と戦略を持てば良いのか、本書はそのことを取り上げている。 第1章「経営学と経済学の知見が導く「ものづくり理論」」 著者は様々な企業を取材して「現場」を見てきたのだという。その現場の中で経済的に強い、 […]

森の力 植物生態学者の理論と実践

本書のタイトルを見て「住友林業」のCMの歌を思い出してしまった。しかしながら本当に森は癒やしでありつつ、未来の命や経済をつくり出すための力を担っていると言っても過言ではない。その森の力をどのように引き立たせているのか、そしてそして森の不思議とは何か、著者自身が植樹を中心とした森の再生を実践しながら取り上げている。 第一章「原点の森」 元々神道の宗教では八百万神と呼ばれる概念があり、それぞれのものに […]

超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

「超ひも理論」というと、 「ろくに働きもせず、女性に金を貢がせたり、収入をあてにしたりする男性」(「Wikipedia」より) をさらに進化した理論と邪推したが、そうではない。この理論の正しい名称は「超弦理論(ちょうげんりろん)」というものであり、 「物質の基本的単位を、大きさが無限に小さな0次元の点粒子ではなく、1次元の拡がりをもつ弦であると考える弦理論に、超対称性という考えを加え、拡張したもの […]

考え方の教室

「考える」ことは人間に脳や理性がある以上、当たり前のように行っている。しかしその「考える」を意識的に行っていくためにはどうしたらよいのか、それをどのように行ったらよいのかわからない方もけっこう多く、私自身もそのようなことに陥ったことがある。そのような状況から脱するために、どのようにして「考えて」いったらよいのか、その「考える」ことを行う、そして鍛えるためにはどうしたらよいのか、本書は「教室」という […]

誤解学

人間には人間ならではの感情や考え方、行動が存在する。その一つとして「誤解」というのがある。これは価値観はもちろんのと、考え方の違いによる、コミュニケーションの誤りの一つとして挙げられるのだが、はたして、「誤解」のメカニズムとはどのようなものか、本書は「渋滞学」「無駄学」などユニークな学問を生み出した学者が新しく「誤解」についての学問を取り上げていく。 第一章「誤解とは何か」 「誤解」を辞書で引いて […]

ジェネレーショノミクス~経済は世代交代で動く

あまり聞き慣れない用語である「ジェネレーショノミクス」だが、「ジェネレーション(世代)」と「エコノミクス(経済分析)」を掛け合わせた造語であり、世代論に基づいて経済的な変化が起こると言うこと説いている一冊である。先の「ジェネレーション」の議論、いわゆる「世代論」は往々にして「若者論」に偏りがちになっていくが、本書では「世代交代」にフォーカスを当てて経済の循環と変化について取り上げている。 本書では […]