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生活

トカイナカに生きる

少しの本にて、首都圏から会社や人が地方に流出しているということを書いた。もっとも先日には政府が首都圏から地方移住を2027年度までの目標を掲げたというニュースがあった。実現ができるかどうかは不透明だが、首都圏から地方へという動きは加速している。 その一方で、「トカイナカ」と呼ばれる地域に移住し、働くという動きもある。「都会」と「田舎」を合わせているのだが、都心から電車などで少し移動した郊外の地域を […]

ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方

人にはそれぞれの「才能」がある。その才能を開花させるか、使わずじまいにするかはその人次第である。しかし「才能」とひとえに言っても、自分にはどのような才能があるのかを知っている人もなかなかいない。つくる事もあるのだが、これも難しい。 ではどのようにして「才能」を見つけ、活かすことができるのか、本書は2025年を生き抜くためにはどうしたら良いか、「天才性」と言う言葉をキーに取り上げている。 第1章「今 […]

緊急事態下の物語

「緊急事態宣言」は新型コロナウイルスの感染拡大の度合いによって出ており、これまで緊急事態宣言は4回、まん延防止等重点措置は2回発令された。第7波は発令されていないが、「BA.5対策強化宣言」が地域によって出ている。 本書はそのコロナによる緊急事態宣言下の中で紡がれる物語である。この「緊急事態宣言」の色が強かった時期として1回目の宣言下がある。その時は飲食店はどこの店も閉まっており、学校もなく、会社 […]

その落語家、住所不定。タンスはアマゾン、家のない生き方

泥棒しろ、ただし、俺の家は駄目だぞWikipediaより抜粋 これは著者の大師匠である七代目立川談志が弟子に対して言った言葉である。もっとも噺家はまっとうな仕事・発言などを行ってはならず、なおかつまともな生き方をするなということを意図して発言したのかも知れない。 そう考えるのであれば、その発言に対して忠実に行った孫弟子が本書の著者と言えるのかも知れない。 著者は噺家としては珍しい家を持たない。もっ […]

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

一人暮らしをしていると、否が応でも「家事」をしなければならない。炊事・洗濯・掃除など本当の意味で「やってもやっても終わらない」。もっともこの書評を行いながら、家事をやっているため、どっちが「ながら」やっているのかわからなくなる。 それはさておき、一人暮らしであればそれ程でもないにしても、複数人の家族となると、その規模は人数分、さらには住んでいる家の分だけ大きくなる。 この終わらない「家事」をコピー […]

彩無き世界のノスタルジア

本書の主人公は「交渉屋」と呼ばれる裏稼業である。裏社会の中で武器などを調達し、組織に渡すと行った事である。その交渉屋を勤めている職場にある少女が訪れる。会社からかくまうように押し付けられ、共同生活を送ることとなる。 もともと主人公は過去を全て捨てて、人生の彩りをなくしていった。タイトルのある通り「彩無き」人生だったとも言える。しかし少女の出会いによって、人生に彩りが戻ってくるようになった。少女は思 […]

生きることの社会学ー人生をたどる12章

「社会学」は、一見生活と縁遠いように見えて、実はかなり密着している。今日の社会現象と日常などを紐解く中でミクロ・マクロ問わずに紐解いている学問である。そもそも社会学は生きていく中でどのようにして密接に関わっているのか。本書は生まれたから死ぬまで、そして国家や社会そのものに至るまでの社会学を紐解いている。 第1章「社会とは何か」 そもそも「社会」とは何かについて根源的な所を紐解いている。辞書で見ると […]

あきれた紳士の国イギリス

イギリスは、今年の1月31日をもってEU(欧州連合)を離脱した。これはヨーロッパの汎用化に反対したイギリスが国民投票を通じて離脱したのだが、経緯や核心については複雑なため、ここでは割愛する。 イギリスというとイメージとして「紳士の国」が強いのだが、実際にそうなのだろうか、ちょ写真が2011年から2016年までの5年間イギリスに在住して体感したことを綴りながら「紳士の国」の像に疑問を呈している。 第 […]

総中流の始まり 団地と生活時間の戦後史

日本が高度経済成長期の時によく言われた言葉として「一億総中流」という言葉が多く取り上げられた。具体的にいつ頃からできたかというと、1965年とあるため、今から55年前のことである。それから完全に定着したのが70年代にかけてとも言われている。 やがてバブルが崩壊し、「失われた10年ないし20年」となった時に、「格差」と言う言葉が生まれ、やがては「下流」という言葉も生まれるようになった。ところが先日の […]

40歳までにコレをやめる

当ブログの「管理人紹介」で生年月日を明かしているのだが、私は現在34歳である。今年35歳を迎えるため、四捨五入するといよいよ40代、俗に言う「アラフォー」の仲間入りを果たすこととなる。実際に40歳になるまではあと6年であるのだが、もっとも毎日当ブログを更新していくとあっという間に迎えてしまう。 私事はここまでにしておき、本書の話に移る。文筆家・エッセイストの著者は1980年生まれで今年40歳になる […]