「ひきこもり」から子どもを救い出す方法

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「ひきこもり」は内閣府が発行している「子ども・若者白書」によると、平成25年度現在で69.6万人にのぼっている。その原因としては学校や職場などの人間関係に馴染むことができなかったケースもあれば、病気により学校や会社について行けず、ひきこもりになったケースも存在する。もちろん「ひきこもり」にも定義は様々であり、「丸1日家にいること」というような狭義のものから、「1日の中で数時間外出する」など「準ひきこもり」も含めた広義のものもある。当ブログでは「広義」のひきこもりについて取り上げつつ、ひきこもりから救い出す方法について、カウンセラーの立場から提示している。

第1章「ひきこもる子どもの本音と向き合う」
断っておくが、本書は学校などが原因で「ひきこもり」になってしまった子どもを持つ親向けに作られている一冊である。
では親の立場から「ひきこもり」状態から脱するためにはどうしたら良いのか、その一つとして子どもと本音で向き合うことが大切であることを事例と共に提唱している。

第2章「ひきこもりの子どもに対する心構え」
子どもをひきこもりから脱するためには「外に出なさい!」などひきこもっている状況をあからさまに否定するような発言をすることが多いのだが、そういった言動や本章にも出ている「結果を求める」ことをやめて回り道をしながらもねばり強く子どもの目線に立って話し合う、コミュニケーションをとる事が大切であるという。

第3章「【実例に学ぶ】ひきこもりから救い出す方法」
本章では第1章・第2章からさらに実例を多く取り入れながら、自らひきこもりをしている人に退位してカウンセリングを行った事を記録している。中学生の頃からひきこもりを経験している人もいれば、大学生や小学生、さらには社会人のひきこもりもいる。それぞれ自分自身、さらには外部による理由が存在しており、そこからいかにして脱していくのか、そのアプローチも異なってくることが分かる。

第4章「青少年育成クラブの「心の教育」」
著者は「青少年育成クラブ」のカウンセラーとして活躍しているが、「青少年育成クラブ」としてどのような「心の教育」を行っているのか、そのキーワードとして「思いやり」「感謝」「反省」「強さ」を中心に取り上げている。

まだまだ「ひきこもり」は無くなる傾向にはない。その原因として子どもたちにも原因はあるものの、その原因を突き止め、共に理解し、解決しようとしない大人たちにも原因があるのではないか、と言う考えもある。そう考えると「ひきこもり」は家族とのコミュニケーションが希薄化への警鐘とも呼ばれるモノかも知れないし、人の心の大事さを大人たちが理解すべきなのかも知れない。本書を読んでそう思えてならなかった。

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