センスの磨き方

「センス」は誰にでもあるものである。しかしそのセンスをいかにして磨き、成長していくのか、それは人それぞれであるのだが、磨く方法はいくらでもある。しかし「どのようにして磨けばよいのか?」は本書のような質問を解いていけば良いという。そのセンスを磨くための質問について取り上げている。

<仕事>
仕事において、「気配り」や「時間」「勉強」「コミュニケーション」「プロジェクト」「行事」などにおける質問を取り上げている。イエス・ノーで答えられるような質問もあれば、どのような事をやっているのかを具体的に示す必要のある質問まである。

<ライフスタイル>
ライフスタイルと言っても、いろいろとあり、趣味や嗜好、さらにはホテルや喫茶店と言ったよく行く場所にまつわる質問がある。中には「ワイン通」や「美食家」というような質問から、「商談」などビジネスにまつわるような質問まで用意されている。

<個性>
人には誰しも「個性」がある。その「個性」はどこからくるのだろうか。外見だとすると、靴や財布などのファッションがあり、内面であれば「判断力」や「自己表現」「精神力」「道徳心」「常識」「妥協」などが挙げられる。本章では外見も多く取り上げられているが、ウェイトとしては内面にまつわる質問が多い。

<社交・恋愛>
最後は恋愛であるが、恋人関係はもちろんのこと、人脈やコミュニティ、さらにはパーティーや披露宴などの行事にまつわる質問まで網羅されている。人間関係を潤滑にするためには、会社内など仕事におけるコミュニケーションもあるのだが、他にもプライベートにまつわる質問まで用意されている。

最初にも書いたとおり、センスを磨くアプローチは人それぞれであるが、磨くための質問は本書にあるように共通している。そう考えるとセンスを磨くためには、本書を読むだけではなく、本書にある質問をメモ帳にしたためて、常々考えることによって、センスを磨くためのアプローチも見えてくる。