「水」のように生きる

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ダイヤモンド社様より献本御礼。
「明鏡止水」という四字熟語がある。調べてみると、

「邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと」「goo辞書」より)

とある。本書はそのことを形容しているかというと、そのような部分もあるのだが、完全にそのことを言っているわけではない。とはいえ本書のタイトルを見るにこの四字熟語がふと頭に浮かんだことから取り上げた次第である。

四字熟語の話はここまでにしておき、本書は生きる中で、今の私のように「生きづらい」「報われない」と言った焦りを感じる方も多い。そのような状況から脱するには「水」をキーワードにどのようにして生きるべきかを説いている。

第1章「流れにまかせて生きる」
人生にしても、仕事にしても様々な「流れ」が存在する。しかしながら、確率や法則を求める人の中にはその「流れ」を不可思議なもの、あるいはオカルト的なものとして判断し、否定する人も少なくない。しかし本章では人生には「流れ」は存在しており、その「流れ」に身を任せることの大切さを説いている。

第2章「柔軟に生きる」
「柔軟に生きろ」と言われることも少なくないが、私のように不器用な人ほど、どのように柔軟に生きていけば良いのかわからない方も少なくない。その柔軟な考え方、発想力を持つための方法を伝授しているのが本章である。

第3章「素直に生きる」
息苦しい生き方をしている人の多くは自分自身に素直になれず、周囲に合わせたり、取り繕ったりして、自分自身の生き方を狭めてしまうようなことにもなりかねない。そのために素直に生きることは大切なことであるという。その大切な「素直さ」はどのようにつけたら良いか、そのことについて取り上げている。

第4章「恵みを与えて生きる」
「得たいのであれば、まずは与えよ」という言葉がある。その言葉があるように、人のために自分は何ができるのかを考える必要がある。本章では思いやりや信頼などを基軸に「与える」生き方を提示している。

第5章「謙虚に生きる」
謙虚な心を持つことは生きていくうえでも大切なことであるのだが、その「謙虚な心」をどのように持ったらよいのかわからない方も少なくない。そのような中でどのように謙虚な心を持つべきか、その考え方を伝授している。

第6章「かたよらずに生きる」
「かたよらず」というと思想的に不偏不党な考え方を持つイメージを持ってしまうのだが、本章ではあくまで固定観念を捨て去り、やわらかい考え方を持つことを提示している。

第7章「あふれないように生きる」
「あふれる」というのは「頑張りすぎる」である。その頑張りすぎるようになってしまうと、良いアイデアを生み出せることなく、なおかつ余裕を持つことができなくなってしまう。その余裕を持つために頑張りすぎず、それでいてアイデアに富んだ生き方をするにはどうしたらよいかを取り上げている。

第8章「流れて、流して生きる」
「水のような生き方」とは一体何か、その中でも「水の流れ」を意識した生き方とはどのようなものかを知る必要がある。「水」のように生きると言っても、流れを理解し、なおかつそれを意識していないと固定観念にとらわれ、停滞し、澱むようになる。それを防ぐために澱みを常に洗い流すために「流れる」生き方を本章では提唱している。

第9章「清らかに生きる」
清らかに生きるにはどうしたら良いかを取り上げているが、その「清らか」は清楚というよりも、心の中にある「邪念」を取り払い、空っぽにしながら身の流れに沿って生きることを提唱している。

本書のタイトルにある「水」のように生きることは、一見簡単なように見えて、人によっては結構難しい生き方なのかもしれない。しかしそれを難しく考えてしまっているのかもしれない。その考えから脱することを抜きにして本書を実践することは難しい。難しく考えず、今の流れに乗りつつ、本書を実践していくことによって、穏やかな心と考え方を持つことができるようになる。

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