お祈りメール来た、日本死ね 「日本型新卒一括採用」を考える

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就活と言うと今から10年前に行ったことがあるため、記憶はそれほど濃いわけではないのだが、必死になって、なおかつ何度も電車・飛行機などで移動したことは今でもハッキリと覚えている。そのような中で就活を必死にしていたのだが、本書のタイトルにある「お祈りメール」は何度ももらったことがある。

私事はさておき、本書のタイトルを見ると昨年の「保育園落ちた」の記事が話題となったのだが、それを捩っているようでいてならないが、本書はその言葉を言うほどの日本型雇用の実態と変えていけばならないところを明かしている。

1章「100年論争を棚上げするための処方箋」
元々就活は「100年論争」と呼ばれていたという。その理由として就職活動自体が戦後からずっと続いていることが挙げられる。しかしながら「戦後」と考えると70年なのだが、今もなお続いていることを考えると「100年」と言われてもおかしくない。

2章「やめられない止まらない日本型雇用」
雇用のあり方は細かいところで変化をしているのだが、大きな変化はあったかと言うと実際のところ存在しない。企業によっては新しい雇用のあり方を求めているのだが、社会か経済の潮流がそれを許さない情況にあるのかもしれない。

3章「欧米型雇用の不都合な真実」
欧米型は果たして日本型よりも良いのかと言うと、表裏一体でリスクが存在する。その存在するリスクと不都合とはどこにあるのかを取り上げている。

4章「進歩的提言の限界」
雇用のあり方について様々な提言がなされるのだが、その提言もまたありきたりなものに収まってしまう。もっともその提言や進歩には限界があるのか、その提言の中身を明かすことによって発言・改革双方で変えていかなければならないところを浮き彫りにしている。

5章「日本型が変えねばならない本当の短所」
「日本型」にも良いところがあるのだが、その長所も活かすことが大切であるのだが、それ以前に短所も補っていく必要がある。その必要のある「短所」は著者の視点からどこにあるのか、論者の意見を参考にしながら解き明かしている。

雇用のり方は変えていく必要があるのだが、今のシステムにも長所があり、改善点も存在する。大きく変えていくこともまた必要なのだが、もっとも残すべきところと変えていくところをまず切り分けておく必要がある。雇用問題はまず一枚岩ではないからである。

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