おしゃべりな貝―拾って学ぶ海辺の環境史

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「私は貝になりたい」という作品を思い出した。もっとも映画やテレビドラマなど様々な作品で展開していったのだが、元々はBC級戦犯となった加藤哲太郎が遺書として遺した「もう人間には二度と生まれてきたくない。生まれ変わるなら、深い海の底の貝になりたい」と書かれたことがきっかけである。理不尽さも何もなく大人しく住む貝でありたいという願いから書かれたのだが、もっとも「貝」はおしゃべりであるという。

考えていくと貝は生き物であるのだが、しゃべることは出来ない認識だが、なぜ「おしゃべり」七日そのことを取り上げている。

1章「貝の記憶」
貝には様々な記憶がある。もっとも貝にも「脳」があり、人間における「記憶」を司る「海馬」によく似たものがある。その記憶は貝の種類によっても異なるのだという。

2章「貝殻からのメッセージ」
貝は言葉を口にしなくとも、色や貝の開き具合など様々な部分でメッセージを送っている。そのメッセージとはいったい何なのかを紐解いている。

3章「貝殻のイロハ」
貝殻には様々な種類がある。その種類のある貝殻には特徴があるのだが、傾向と種類について取り上げている。

4章「モースの貝」
様々な種類がある故に、見慣れない貝も存在する。その中でも著者は「モースの貝」に着目を集めている。その貝とはいったい何かも併せて取り上げている。

5章「縄文時代の貝を追う」
貝が食されたり、使われたりするようになったのは人類の歴史と比例しているのかも知れない。もっとも証拠となるのが縄文時代と思われるような貝の化石がいくつも出来ており、なおかつ「貝塚」と呼ばれるような場所がいくつも存在していることにある。

6章「消えた貝」
貝の中には絶滅したものも存在する。もっとも化石の中で絶滅したはずの貝が見つかり、今もなお生きている貝もある。どのような貝なのかを取り上げている。

7章「幻のハマグリ」
ハマグリにも種類があるのだが、中でも「幻」と表されるようなものもある。どのようなハマグリなのか、そしてどのような生態なのかも併せて列挙している。

「貝」とひとえに言っても種類があるのは誰もが知っていることだが、歴史、生態など細かく見てみると、私たちの知り得ないような貝が存在する。その貝の奥深さを垣間見ることが出来るのが本書であり、貝の面白さを見出すことが出来る

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