書評 妻が椎茸だったころ 想像していくだけでも奇妙であるのだが、想像通りのものではなく、むしろ妻の形見であるレシピとして椎茸を使った料理がある所にある。その椎茸が印象的で、そのタイトルになったのではないかと推察する。 本書は短編集であるのだが、共通しているのが「偏愛... 2017.10.26 書評短編集
書評 「見えてる人」になるたった1つの法則 「見えてる」と言っても視力があると言うわけではない。「先見の明がある」と言う意味で「見えてる」とたとえている。トップランナーと呼ばれる人や企業は様々な「先見の明」でもって業界のトップに君臨し、走り続けてきた。その先見の明を得ることは難しいの... 2017.10.25 書評習慣術
ミステリー 彼女がエスパーだったころ エスパー、いわゆる超能力のことであるのだが、一時期超能力にまつわる番組が流行したこともあったのだが、それのことに関するミステリー小説もいくつか目立った。本書はそのブームが去ってずいぶん経ってからできたのだが、超能力とミステリーの融合は今も昔... 2017.10.24 ミステリー書評
書評 しない生活 煩悩を静める108のお稽古 最近は色々とやることが多くなった。もっともやることを潰していくと、その後にはまたやることが生まれていく。そのことからやることが雪だるまのように増えていき、パンクすることも時々ある。自分自身が仕事好きという困った体質なのかも知れないのだが、最... 2017.10.23 書評習慣術
書評 双子は驢馬に跨がって 森の中にあるペンションで織りなす物語である。もっともそのペンションに監禁される親子がある人物を待ち続けた。その人物はなんとも奇妙で、「驢馬(ロバ)」に跨がった双子であるという。 もちろん監禁された不条理の中で実際に双子の救世主はやってくるの... 2017.10.22 書評青春
書評 肉小説集 肉というと色々な肉がある。主立ったものでいうと、豚肉・牛肉・鶏肉が挙げられるのだが、他にも私の好きな羊肉、鹿肉、猪肉など種類を挙げるだけでもキリがない。 その肉をいかにして小説にして行くのか本書を手に取るときに首を傾げ続けてきたのだが、短編... 2017.10.21 書評短編集
国内 高齢初犯 あまり聞き慣れないように見えるのだが、実際にはそういった犯罪も増えてきているのだという。総合的な犯罪数こそはまだ統計は調べてはいないものの、少なくとも高齢者の犯罪は増えてきているのだという。もっとも犯罪の「再犯」もあるのだが、初めて犯罪を犯... 2017.10.20 国内書評
ミステリー ダブルトーン 本書が出版されたのは5年前であるのだが、その次の年はBSプレミアムでテレビドラマにすることとなった。そのドラマ化に至った要素として何かというと、サスペンスの要素がありながら、二人の「ユミ」が織りなす恋愛と記憶が交錯する作品である。 恋愛小説... 2017.10.19 ミステリー書評
医学 三途の川の七不思議 人は死ぬと三途の川を経由して死の世界に旅立つと言われている。もっとも三途の川は宗教的な観点で見られることが多く、古くは中国大陸にてつくられたお経から始まっている。もっとも三途の川というと「死」を連想づけられるのだが、著者はその三途の川につい... 2017.10.18 医学書評
ミステリー カード・ウォッチャー 「カード」と言うとクレジットカードやプリペイドカードのイメージがあるのだが、実際には「タイムカード」である。もちろんタイムカードは出勤・退勤時間を数字で表しているのだが、そのタイムカードを巡って労災がお子合ったことから物語が始まる。 もっと... 2017.10.17 ミステリー書評