MONTH

2009年2月

28歳までに他社からスカウトされる人脈術

「ロジカル・ブランディング」として今もコンサルタントとして、ブランディングとして名をはせており、先日のセミナーの講師であった坂田篤史氏の1冊である。初めてお会いしたのは昨年の読書パーティーの時である。名前や人柄についてはブログ伝いで知ってはいたが「ロジカル」を極めた風貌と話し方、そしてブログでの蜂の一刺しにも勝る論調は人気が高いという何よりの証拠である。ちなみに著者はまだ29歳。私の6つ上である。 […]

クジラは誰のものか

今、それほどでもないが先日にはシー・シェパードが日本の調査捕鯨船を妨害工作をしたという事件があった。当ブログでも昨年末に「日本人とクジラ」でもって共生の在り方を主張してきたが、クジラについての再認識が必要であると考え本書を手に取った。 序章「クジラと人間」 捕鯨問題は日本の食文化にも大きく影響を及ぼすと考えると本書で言う「試金石」というのはまさにその通りであろう。捕鯨問題は環境問題や動物愛護の問題 […]

仕事がぐんぐんパワーアップ ビジネスメール 「こころ」の伝え方教えます

著者の平野様より献本御礼。 今年の4月からいよいよ新社会人として社会に飛び込んでくる。しかしいきなり職場に配属されて実務に入るところはほとんどないと言っていいだろう。まず新社会人になったら何をやるかというとビジネスマナーであろう。ビジネスマナーというと挨拶から始まり、名刺交換、席順というような基礎的なことを行う。 しかし最近ではメールを使うことが増えており、メールのビジネスマナーが重要視されている […]

精神科外来

ちょっと前にもいったが21世紀は「心の世紀」である。 最近では「うつ病」などの精神的な病に冒される人が大変増えている。またこれに関する予備軍も多くいることから本書のタイトルにある「精神科外来」というのが急増することが予想される。しかしそれが急増されたからと言っても精神科医の人手不足になることは確実視されており、その人口を増やすべく大学ではそれに関する医学生の人員を増加させる。しかしそれが活躍の場に […]

大企業のウェブはなぜつまらないのか―顧客との対話に取り組む時機と戦略

著者の本荘様より献本御礼。 大企業のウェブについては社内言芸のクローズドなものを除いて就職活動などでよく見ることがあった。最近ではそれほど多くは見ないのだが。 本書は大企業がなぜウェブがなぜ詰まらないのかというタイトルだが、前書きで書かれているとおり「経営書」として経営学的観点から考察し、企業のウェブ戦略としてどのような方法であるべきかを指南している。 イントロダクション「本当の課題――大企業にと […]

ゆるしの法則

21世紀は「心の世紀」と言われるだろう。少なくとも日本ではその通りになることは確信している。というのは戦後高度経済成長により物的には急速に豊かになった。しかしそれが反比例するかのように心が貧しくなっているようでならない。地域コミュニティが薄弱化し、他人に対する関心が薄れ、いじめや妬みというのが顕著になり、さらに大人たちでも「モンスター・ペアレント」や「クレーマー」の存在が明るみに出始めた。 ではこ […]

ジャパンクールと情報革命

ジャパンクールというと以前にも何度か取り上げたことがある。その時に私は日本のアニメや漫画は人気を集めているが日本では収益も出る、及び戦略が確立されていないためハリウッドなどの海外メディアに収益を奪われている。兆しはあるもののまだまだ油断できないと言ったところである。しかし世界恐慌の煽りにより派遣切りや内定取り消しなどが相次ぐ中、アニメ制作業界でも急伸の大手といわれる「GONZO」でも人員の4分の1 […]

黄砂―その謎を追う

季節もだんだん春に近付いてきたが、春になってくると、逆に冬に逆戻りするようになる。水前寺清子の受け売りではないが「三歩進んで二歩下がる」というような状態を繰り返しているように思えてならない。 さらにちょうどこの時期は日本でも黄砂に見舞われる時期である。黄砂は中国大陸からやってきており、いわゆる「偏西風」にのって日本に来る。とりわけ黄砂にあうのは九州をはじめとした西部にかけてである。ではこの黄砂とは […]

ミスター・ジャパンカップと呼ばれた男―異端の挑戦

馬券会計学を読んでちょっと競馬に関して興味を持ち始めた。本書は「ジャパンカップ」が創設された前後に関するノンフィクション作品である。「ジャパンカップ」というと今ではこれのほかにも「ジャパンカップダート」も行われており、それらをともにして「ジャパンカップウィーク」を形成しているという。この「ジャパンカップ」が創設されてから外国馬が日本のレースに出始めた。ただ日本場が外国のレースに参加したが負け続けた […]

日本の食卓からマグロが消える日―世界の魚争奪戦

マグロというと日本を代表する刺身の一つとして知られている。私も好物のひとつでご飯と一緒に食べるということが楽しみで仕方がなかった。戦後最長の好景気となった時には原油高の高騰もさることながらマグロの単価も急騰した。先進国の「日本食ブーム」によりマグロの需要が急速に高まった。とりわけ中国ではそれが顕著に表れたという。 本書はマグロ市場の現状について書かれている。 第一章「空前の海鮮ブームに沸く中国」 […]