仕事がぐんぐんパワーアップ ビジネスメール 「こころ」の伝え方教えます

著者の平野様より献本御礼。
今年の4月からいよいよ新社会人として社会に飛び込んでくる。しかしいきなり職場に配属されて実務に入るところはほとんどないと言っていいだろう。まず新社会人になったら何をやるかというとビジネスマナーであろう。ビジネスマナーというと挨拶から始まり、名刺交換、席順というような基礎的なことを行う。

しかし最近ではメールを使うことが増えており、メールのビジネスマナーが重要視されている。しかしこの研修を行っているところは増えては来ているものの、まだまだ少ないというのが現状である。

本書はメールの入門から実践に至るまで網羅されている新しい「バイブル」という位置づけである。

1章「基礎編 これだけは知っておきたいメール基礎知識」
まずはメールの仕組みとメールの送り方についての基本中の基本をここで述べている。連絡手段として電話や対面のほかにメールの位置付けがあるようだが便利のあまり重要な連絡、もしくは重大な連絡をもメールで済ます人がいる。しかしその使い分けをはじめとした基礎的なことがなければメールによるコミュニケーションが思わぬ方向に向かってしまうのでここは習得しておくべき。

2章「実践編 仕事をスムーズに進める基本のメールテクニック」
基礎を学んだら今度は実践編。いくつかのケースがあるがまずは社内のホウレンソウのためのメールの使い方を抑えたほうがいいだろう。次に得意先へのメールという段取りでやった方がいいと私は思った。

3章「活用編 言いにくいことも、うまく伝える! 一歩進んだメールテクニック」
メールを使うにも特に気をつけなければいけないのがお詫び、督促というものである。文面ひとつで相手の機嫌を損なわせ、最悪取引が中止になり、大損害をこうむってしまうため、こう言ったメールに困った時には身につけておきたい所である。新入社員が学んでおきたい所はまず第1章全部と、第2章の社内関係のものの順にやるといい。あとはそれぞれの業態に応じて学んでいったほうが得策である。

4章「応用編 効率化と能率アップのためのメール活用法」
さてここではケースというよりも効率の良いメールの送り方について書かれている。メールの作業が多い人にとってはこれほど重要なところはない。そうでなくとも少しでも業務を効率化させるためには押さえておきたい所である。

メール作業をどのように効率化する、もしくは相手に好感をもっていただく、報・連・相を円滑にするという効果をもたらすために押さえておきたいメールマナーが全部詰まっている。メールで悩んでいる人のみならず、これから新入社員として社会人の世界に飛び込む人はぜひ読んだ方がいい1冊である。