昨日は「仕事はストーリーで動かそう!」でおなじみの川上徹也氏の出版記念セミナーに参加いたしました。
今回も簡単にまとめていきたいと思います。今回はゲストトークが豪華です。
ゲストトーク1 山田真哉氏
「さおだけ屋」や「女子大生会計士シリーズ」でベストセラーを連発している山田真哉氏。
ストーリーとは三つの「り」であると。
1.もりあがり 2.ノリ 3.語り口
……気づいた方はいるかと思いますが、ネタばらしはしません。わかった方もご自分の胸にとどめておいてください。
それ以上にストーリーで大事なものは「つながること」である。人や事柄のつながりが一つに重なりあうことによって物語は紡がれ、そしてつながる、と。
ゲストトーク2 鹿田尚樹氏
「読むが価値」でおなじみの鹿田尚樹氏。
先週のセミナーでは「ストーリー」を連発してましたので、どんな戦略をするのかというと…
「ドラゴンクエスト」です。今日これを出すということは…鹿田さん、ねらってたでしょ。簡単にいえば「20代~30代にかけて、このゲームで育ってきた世代を中心に人気を勝ち得ていくこと」が鹿田氏のストーリー戦略であるという。
ゲストトーク3 美崎栄一郎氏
一昨日に参加した「山の手の会」や「築地朝食会」の主催者である「みさ吉さん」こと美崎栄一郎氏。著者に送るノートや客と会場をも巻き込む「会」、そして無料配布している「新聞」によるストーリーについて話された。講演と同時に、ある著者を講師に誘う(参加者の目の前で)という戦術もまた、ストーリー!?
ゲストトーク4 小早川幸一郎氏
「仕事はストーリーで動かそう!」が出版されたクロスメディア・パブリッシングの代表取締役である小早川幸一郎氏。出版界の現状から、クロスメディア・パブリッシングがどのような戦略で出版させているのか。
そこにストーリーがある。編集者と著者の二人三脚はもちろんのこと、販売促進のために今度は書店を加えて三人四脚で売っていくストーリー。個人的には読者(書評ブロガー)も含めたら四人五脚になるのですがどうでしょうか。
今年のクロスメディアはというと…
「悪の帝国」
これまた(笑)。だがその理由を聞くと素晴らしい。「悪」には「悪」のストーリーがあること。そこを狙って荒波を乗り越えていくと。
最後は、川上徹也氏の講演。
ほとんどが川上氏の生い立ちと変遷についてであったが、そういった人生の中でストーリーを育ませ、本書が出来上がる。演劇(舞台脚本)や広告、番組構成など携わったからでこそ、こういったストーリーを考えることができる。そのことが本書が上司できたストーリにつながる。そう感じた講演でした。
懇親会では著者をはじめ、数多くの方と名刺交換、そして講演に匹敵するほど楽しかったです。
ストーリーが私たちを集めてくださいました。
そしてそのストーリーはまだ始まったばかりです。
これから30万部のゴールに向かって、
著者や私たちは、さまざまな方法で歩みだします。
そしてより多くの人を巻き込み、
大きなストーリーへと変貌していくことがこのストーリーの終着点であるかもしれません。
川上徹也様、ゲストトークをされた皆様、そして名刺交換をしてくださった皆様、ありがとうございました!!