ルノー 2年間の執行猶予付き参戦禁止処分

ルノー 2年間の執行猶予付き参戦禁止処分

FIAは、パリで行われた世界モータースポーツ評議会の公聴会の後でクラッシュゲート騒動を起こしたルノーチームに対してチャンピオンシップ参戦資格剥奪の処分を下した。判決は2011年シーズン末までの2年間の執行猶予処分となっている(GPUpdate.netより一部抜粋)。

クラッシュ・ゲートについては当ブログで取り上げませんでしたが、これの経過についてはちょくちょくニュースで閲覧していたため、ある程度内容は把握しておりました。

ではこの「クラッシュ・ゲート」について簡単に説明しましょう。

事の発端は昨年のシンガポールGPでネルソン・ピケがこのレースの13周目にクラッシュしましたが、それがチームの指示によるものであるという疑惑が浮上しました。このGPではチームメートのアロンソが優勝したことから、FIAが調査に乗り出していました。

先週にはこのクラッシュ・ゲートで、ルノー側が謝罪することとなり、チーム代表のフラビオ・ブリアトーレ、エンジニアリングディレクターのパット・シモンズが離脱したことによって若干減刑されるのではということを考えておりましたが……、判決は非常に厳しいものとなりました。ただ認めなければ、「即時追放」という処分が確実視されていたためそれを考えれば、軽くなったと言えばそう言えますが。

これからルノーが、撤退をするのかどうかということが注目されると思いますが、これを受けて今シーズン限りで撤退をする可能性が強いでしょう。2年間参戦禁止となれば、チームとして参戦する意味がなくなりますからね。

アロンソのストーブリーグも過熱化しており、フェラーリ移籍の可能性も高まっていますし、ライコネンがマクラーレンに戻るかも、というニュースがあるのでシーズン後半になるにつれてストーブ・リーグも注目です。

(22:55 追記)

ブリアトーレは事実上のF1界永久追放、パット・シモンズはFIA運営イベントへの参加を5年間禁止する処分が課されました。

http://sports.yahoo.co.jp/f1/article?a=20090921-00000112-ism-moto