抜群に評価される人の教科書〜誰からも評価される魅力的な人が実践している人間力が高まる行動法則〜

著者の横山様より献本御礼。
会社の中で働いていると、上司や先輩などに「評価」される機会が何度もある。またフリーランスなど独立をしている方々もまた、クライアントなど外部の人々に「評価」されることがある。そのため「評価」は仕事をしている方々にとって避けては通れないものである。「評価」というと、評価される人もいるのだが、中には「評価されない人」も出てくる。その「評価されない人」の中には様々な不満や愚痴をこぼす人もいるのだが、そもそも評価の「される」「されない」の基準はどこにあるのか、それは人それぞれといえる。しかし評価される人には共通点があるという。本書はその「共通点」とはどこにあるのか、そして「評価されない人」がいかにして「評価される」人になれるのか、そのことについて伝授している。

part1「評価される人になるコツ」
評価されるためには、まず「評価される人」になることが必要である。どういった人なのかというと、評価する人も結局は「人」であるため、評価する人が「放っておけない人」や「重要な人」になる事が必要になってくる。いわゆる「魅力的な人」になることである。そういった人になるためには「目標をつくり・掲げる」ことの他に「会話」や「立ち振る舞い」などを変えていくことが大切であり、本章ではそのコツを伝授している。

part2「評価される人の人たらし会話術」
評価されるためには他人から認知されることが大切であり、なおかつ評価されるためには「人たらし」になる事も大切な要素である。その「人たらし」になるためには「会話」が重要である。しかし「会話」とひとえに言っても「話術」ばかりではなく、他人の意見を聞くなど会話のやり取りをスムーズにすることも大切である。また会話でも「相手を否定しない」「話に腰を折らない」「自慢や悪口を言わない」など相手の気分を害しないようにすることも本章にて取り上げられている。

part3「なぜ評価される人は「期待しない」のか」
「期待しない」というのは簡単に言うと、「私は評価されることを望む」「感謝を期待する」ような欲望を持たないということである。これは人脈術における「見返りを求めない」のと似ており、相手に重要と思われる、もしくは相手に取って利益になるような行動を行っても、「これをやったら評価してくれる」ような見返りを期待するようなことは考えないようにすることを本章にて提示している。
また本章では「評価されない人」がなぜそうなってしまうのか、その原因について分析することも提示している。実際に「評価されない」ことには原因があり、なおかつ不満に思ったり、愚痴をこぼしたりしていても何も始まらないからである。

part4「評価される人の魅力を高める魔法のルール」
part1にて評価されるためには「魅力的な人」になることが提示されたのだが、そうするためには魅力を高めるための心構えが必要になってくる。その「魅力」を高めるためにコミュニケーションやフィードバック、ネットワークなどのルールが本章にて収録されている。

part5「なぜ評価される人は頑張りすぎないのか」
頑張る事は大切であるが、必要以上に頑張りすぎてしまうと、肉体的・心的・財的に疲弊してしまう。本章では頑張りすぎないように頑張り、評価されるようになるための方法として相手に対する反応の受け取り方から、チャレンジ、夢をかなえる方法などについて提示している。

人は誰しも評価をされたい人種である。もっと言うと、働いている人であれば「評価されたい」感情はことさらに働いてしまう。しかし評価を受ける前に自分自身がやるべきことはいくつでもある。自分のふりを今一度見直して、直し、それを続けていくことによって、相手に対する評価が変わってくる。もちろんそれは良し悪しに関わらず、自分自身が変わっていかなければ相手に対する評価は変わっていかない。本書で示されている行動を起こすことによって、相手に対する評価を変えていくことが何よりも大切である。