心の片づけ

掃除や片づけを放っておいてしまうと、モノがあふれてしまい、窮屈になってしまう。それは目に見えるモノの世界だけではなく、心の中でも同じことが言える。そのために本書があるのだが、本書のタイトルにある「心の片づけ」はどのように行ったらよいのだろうか、本書はそのことについて取り上げている。

第1章「瞑想で人生が変わる明確な理由」
心の片づけを行う方法として本書では「瞑想」を挙げている。しかしその瞑想が心の片づけになるのか、その理由として「リラックス」や「潜在意識」などが挙げられるという。ほかにも瞑想をすることのメリットがあるのだが、本章ではそのことについて12個挙げている。

第2章「部屋には、心の状態が反映されている」
本章のタイトルはよくある話で、片づけ術や整理術の本でもよく出ている。もっとも散らかっている部屋だと、集中もできないし、なんといっても心的に落ち着かない。そのために物を捨てる、整理することは心の片づけにも反映される。

第3章「瞑想する環境を整える」
瞑想をするためには環境を整える必要がある。「環境」と言っても部屋の場所もそうであるのだが、瞑想する時間をいつにするのかも環境を整えることの一つとして挙げられる。本章では空間・時間といった整える方法を伝授している。

第4章「カンタン! 瞑想は誰でもできる」
「瞑想」と言うと特別な訓練を受けた人が行うというイメージを持たれるのだが、実際は誰でもできるものだという。また瞑想は座禅を組むばかりではなく椅子に座ってでもできるため、環境さえ整えることができたら、誰でも実行できる。

第5章「[実践編] さあ、実践してみよう」
では、実践編としてどのようにして瞑想を行ったらよいのか、心をきれいにしたり、体の疲れを回復したり、自分自身の体の変化に気づいたりするような瞑想方法を実戦形式にて提示している。

瞑想は誰でもできるようなものであるのだが、時間がなくてできないという方も少なくない。しかしスキマ時間をはじめとした時間、さらには場所さえ確保することができれば簡単にできる。もっと言うと「瞑想のやり方」がわからない方も多い。本書はその両方を解決するには十分すぎる一冊といえる。