2016-09

世界史

モンスターの歴史

モンスターというと創作めいたような想像をするのだが、実際にいるのだろうか、本書ではそのモンスターが実在するのか、もしいるとしたらどのような歴史をたどっていったのか、そして現存するのかを取り上げている。 第1章「モンスターと世界の文明」 実際...
ミステリー

名探偵の証明 蜜柑花子の栄光

「密室館殺人事件」で有名な蜜柑花子の名探偵シリーズの一冊である。今回はその密室館殺人事件に関連する人物からの依頼だった。しかしその依頼を受けた事件は完全に蜜柑花子を試しているかのようなゲームを持ちかけているようだった。まるで犯人たちはそのゲ...
書評

インド児童労働の地をゆく

元々日本には「丁稚奉公」という概念があった。そもそも「丁稚」とは、 「商家に年季奉公する幼少の者を指す言葉。職人のもとでは弟子、子弟とも呼ばれる」(Wikipediaより) とある。労働者として弟子となり、雑役などの労働を行うことを総称して...
日本史

近代部落史-明治から現代まで

「部落差別」は書籍でも伝えられているのだが、メディアではそれほど多く報じられない。その理由として「差別」に関してメディアは敏感であり、それでいて拒否反応を示すことにより、タブー視されているからである。しかし部落差別を含め部落そのものの歴史は...
書評

医者のたまご、世界を転がる。

本書のタイトルが魅力的である。「たまご」はまだ一人前ではないという意味合いを持つのだが、その「たまご」が世界に向けて活躍するということを、たまごが転がる性質をなぞらえて、タイトルを付けたのかもしれない。 本書はその医師の「たまご」が世界中を...
日本

割引切符でめぐるローカル線の旅

私自身、「旅」に対しては強いあこがれを持っている。しかしながら本当の意味で旅をしたのは今から5年前の1回だけで確か萩・神戸・名古屋と1週間で3カ所を回る旅だった。それでも楽しかったが、もう少し旅を楽しみたいという気持ちは残っているが、仕事の...
日本

銀座にはなぜ超高層ビルがないのか―まちがつくった地域のルール

本書のタイトルを見て、ふと「そうだ」と思ってしまった。銀座には数え切れないくらいいったことはあるのだが、高層ビルはあれど、30階以上にもなるような超高層ビルに出くわした記憶がなかった。六本木や新宿、丸の内や八重洲ならいくつか超高層ビルを見か...
書評

エデュケーション

日本の教育現場にまつわる本は今まで色々と読んできたのだが、本書は小説であるにせよ、教育現場のことを生々しく描かれている。 「日本の教育現場を変えたい」という夢と情熱に駆られた若者が、次々と立ち向かう残酷なる「現実」。その「現実」に立ち向かい...
哲学

ほんとうに70代は面白い

私は今31なので、70代になるとしたら、倍以上の人生を歩んでいかなければならない。もしかしたら、それまで生きているかどうかもわからないのだが、もしも自分が70代になったらということで読み進めてみようと思う。 本書は70代になってからの人生を...
ミステリー

そして、何も残らない

アガサ・クリスティーの推理小説に「そして誰もいなくなった」という作品がある。その作品をもじって本書のタイトルになったのかもしれないが、そのもじった元の作品のストーリーとも重複するようなミステリー作品である。本書の表紙に女子高生があおむけに横...
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