すばらしきオーケストラの世界へ

私自身オーケストラの経験があるのだが、オーケストラにはオーケストラならではの醍醐味がある。もっとも私自身もそれに魅せられた一人であるのだが、そもそもオーケストラはどのような世界なのか、そしてオーケストラならではの醍醐味とはいったい何なのか、そのことを取り上げている。

第1章「オーケストラって何?―ようこそ!すばらしきオーケストラの世界へ」
オーケストラはヴァイオリン・ヴィオラ・コントラバスといった弦楽器、フルートやクラリネットといった木管楽器、トランペットといった金管楽器(木管・金管楽器を総称して「管楽器」とも言う)、さらにはティンパニやバスドラムといった打楽器で構成される。曲によってはハープをはじめとした特殊楽器も構成されるのだが、オーケストラは何故そう呼ばれるのか、また管楽器・打楽器だけのウィンドオーケストラ(吹奏楽)といった種類のオーケストラも紹介している。

第2章「オーケストラの世界―神様が創った不思議な響きの宇宙」
オーケストラは交響曲や室内楽曲など、様々な曲が存在する。もっとも数多くの曲があればオーケストラの数も多い。もちろんプロのオーケストラもあれば、アマチュアのオーケストラもある。私自身は今楽器をやっていないのだが、もし楽器を持てばアマチュアのオーケストラを色々と参加して演奏をしたい部分がある。もっともプロとアマは何故存在するのか、また楽譜やコンサートマスターの存在などオーケストラにまつわる不思議を取り上げている。

第3章「あれも知りたい、これも知りたい、オーケストラQ&A」
プロのオーケストラには様々な「あるある」が存在する。その存在する中でどのような答えがあり、なおかつマナーや経営がなされているのか、それらのことをQ&A形式で取り上げている。

第4章「オーケストラを“創る”人々―オーケストラの“顔”コンサートマスター3人に聞いた「コンマスの本音」」
オーケストラは「創られる」という。もっとも「楽員」と呼ばれるオーケストラの正式な奏者をはじめ、エキストラとして呼ばれる奏者もいる。また第2章でも取り上げた「コンサートマスター」はどのようにして決められるのかも実際の楽員のインタビューにて明かしている。

第5章「オーケストラを楽しもう!―クラシックはオーケストラが一番」
クラシック音楽を深く知るためにはオーケストラが良いのであるのだが、最近ではYouTubeをはじめCD・DVD・生演奏など多岐にわたる。もっとも媒体を通じての醍醐味が異なるだけでなく、曲も様々なものがある。それぞれの鑑賞法など著者ならではの鑑賞法を薦めているのが本章である。

私自身オーケストラで演奏したり、逆に聞いたりすることは好きであり、趣味でもある。ただ演奏自体はここ10年楽器に触れていないため、まず楽器を購入して練習を始めることが先決なのかも知れない。しかしながらオーケストラにはほかの音楽にはない魅力がある、そのことを示している一冊である。

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