人工知能時代に生き残る会社は、ここが違う! リーダーの発想と情熱がデータをチャンスに変える

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
人工知能が跋扈する時代はもう近いかも知れない。しかし跋扈するとは行っても、仕事が完全に無くなるわけではなく、もっとも人工知能の中でそれができないような技術や考え方の持っている人は企業がそれに当たるのかも知れない。その時代の中で、とくに会社の場合は戦略や方針を持っているのだという。そもそもどういうものが人工知能時代で生き抜く糧となるのか、そのことを実際にある企業と共に取り上げている。

第1章「秘められた世界/埋もれている細かさを攻略する」
「細かさ」というのは事実の中でも色々と存在する。昨今話題となっている「ビッグデータ」である。そのビッグデータをいかに有効に利用して、戦略を組み立てる、細かい世界の中に秘められた世界を見出し、利用することで人工知能の中で生き残るヒントを得ることができる。

第2章「類いまれな連携/マシンと人の知性を融合させる」
人工知能と言っても人類の敵になるわけではない。人工知能を味方にすることによって相乗効果を得ることで生き残る企業もある。もちろん情報の処理もあれば、人間でしかできない考え方に至るまでのことを取り上げている。

第3章「不可能を可能にする問いかけ/制約があるという思い込み」
人工知能は不可能を可能にする部分もあるのだが、それにも限界がある。その限界を超えるためには様々な要素の連携や相乗効果を得るために制約を外した組み合わせを持つことによって様々な効果を得ることができる。

第4章「不可能を可能にする技術/最新の技術を使いこなす」
今度は技術である。不可能を可能にするにも様々な技術でなし得ることができるようになる。その技術は常に新しいものがあり、新しければ新しいほど自分では想像できないような成果を持つことができる。

第5章「不可能を可能にする戦略/新たな「大きなもの」を生み出す」
企業であるが故に戦略は必要になってくる。必要になる戦略は様々であるのだが、データや自分自身の持っている技術、そして考え方を構築する中で「戦略」が編み出される。その戦略でもって行動を起こすことによって不可能のと思われたものも可能なものに引き込んでいくようになる。

第6章「力を広める/実現のとき」
戦略や技術、データなどを取り入れることで、行動指針が見えてくるようになる。その指針を元にしてチームをつくり、ストーリーをつくることで、行動の糧とすることができる。

第7章「善か悪か。議論は突然湧き起こる/不可能を可能にする戦略と倫理」
戦略を練り込み、行動をフィードバックするために「議論」は必要になってくる。その議論に応じて変化を求めたり、軌道修正したりすることで、より確実に良いものをつくる事ができるようになる。

第8章「不可能を可能にする解決策/社会の最大の問いに答える」
解決策は一つとは限らない。全くないと言うこともあれば、複数個の解も存在するほどである。その解決方法はひいて社会そのものの「問い」に答えることにも等しいという。

「ビッグデータ」の概念は数年前から引き合いに出されてきたものである。事実日本でも「個人情報保護法」の改正に伴い条件付きではあるが、ビッグデータ利用を目的としたものにする事ができるようになった。データは取り方にもよるものの、戦略をつくる、あるいは指針を立てる際にも貴重な「事実」の塊である。データを利用することによって人工知能時代を乗り越えるヒントがここにある。

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