すごい効率化

「効率化」は仕事においてもっとも重要なことの一つである。またプライベートにおいても充実したものとするためには余計なものをなくすために「効率化」は必要になってくる。その効率化をいかにして行えば良いのかを「時間」「行動」「環境」など様々な観点から伝授しているのが本書である。

1日目「決まった場所と時間を作る」
場所や時間をつくるだけでも効率化をすることができるのだが、そもそも場所にしても環境をつくること、そしてまとまった時間をつくることにある。もっとも後者の場合はまとまった時間があることによって仕事に集中することができ、なおかつ効率化をするための一歩となる。

2日目「パソコン環境を徹底的に整える」
仕事をしたり、記録をしたりするために電子化することもまた効率化をする上で必要な要素の一つであるのだが、電子化する利点として記録しているものを調べる際に一元化することができる利点があるという。

3日目「操作・入力をほぼ自動化する」
記録をするためにはパソコンの入力が必要になるのだが、その中で必要な技術としてブラインドタッチやショートカットキーをふんだんに使うと言ったものがある。

4日目「時間を断捨離する」
時間を使うにしても不必要な要素を取り除く必要がある。その要素としてやましたひでこ氏が提唱する「断捨離」がある。

5日目「CAPDでまず検証する」
PDCAサイクルがあるのだが、そのサイクルのうち「CA」と「PD」を入れ替えて先にCheckをする事によって結果を出すための行動を行うことができ、近づくことができるようになる。もともと行動を伴って結果があるのだが、その行動をする前に結果を出すためにどうしたら良いのかをチェックする必要があることを著者は考えている。

6日目「頭が良くなる「箇条書き記録法」」
箇条書きは便利なものである。箇条書きをすることによって伝えたいことを一言で表すことができ、なおかつ具体的なものとなると言う。

7日目「しないことリストを作る」
しなければならないことが多く、そのことでToDoリストとなるのだが、逆に必要のないことがある。そのために「しないことリスト」としてNotToDoリストをつくる事も必要であるという。

8日目「自分だけではなくチームで効率化する」
効率化は個人でもできるのだが、それを2倍3倍のものとするためにチーム単位で効率化を進めることも必要になるという。

9日目「50%で見切り発車する」
行動をするためには準備が必要であるのだが、その行動をするために見切り発車をすることもまた大切である。見切り発車をすることは良いことでは無いのだが、そのことによって足りない準備を行動しながら補うこともまたできるようになる。また行動をするため結果や改善点が出てくる。そのため50%だけの準備で行動をすることも必要となってくる。

10日目「超効率・情報収集術」
行動や改善をするために情報収集の仕方も変わってくる。その情報収集にもメモを取るなどのインプットもあるのだが、他にも得られた情報をいかにして行動に活かすかというアウトプットの要素も必要となってくる。

11日目「超効率・時間管理術」
効率化をするための重要な要素として「時間管理」は最も重要なモノになる。その時間を意識することが常々必要であるのだが、その時間をどのように管理し、使っていくのか、そのことを取り上げている。

12日目「睡眠を極める」
時間をより良いものとするためには、人間として生きていくうえで必要な「睡眠」を改善する必要がある。その睡眠をどのようにして行くのかを生活サイクルなどをもとにして取り上げている。

13日目「食事や運動にこだわる」
効率化するための根本的な要素はあるのだが、その中には生活として深く関わることも大切であるのは前章でも取り上げたのだが他にも「食事」「運動」にしても手段としてあげられている。

14日目「コミュニケーションを極める」
効率化していくためには「コミュニケーション」もまた必要になってくる。そのコミュニケーションにしても相手との会話ではなく、情報発信をすることもまた「コミュニケーション」であるという。

効率化をしていくために様々なことを行っていく必要があるのだが、時間管理はもちろんのことコンディションを整えることも必要である。「体は資本」と言う言葉があるのだが、行動をする中で生活を整えることもまた効率化への道の一つであること、そして実践をして行くために14日間一つ一つ改善できる要素があることを本書で示してくれる。