すごい進化 – 「一見すると不合理」の謎を解く

人間に限らず、動物には様々な「進化」を行う。その進化の形は時として相容れられないようなものまで存在もあれば、本書で紹介するほどの「すごい」と評されるほど驚きのものも存在する。その進化の在り方はどのようなものがあるのか、本書はそのことを取り上げている。

第一章「進化の捉え方」
そもそも「進化」そのものの定義が曖昧である。「進化」にしても、どのような形で行っていくのか、端から見て、その逆の意味を持つ「退化」であったとしても、進化の一つとして捉える人も少なくない。本書はその進化をどう捉えるのか、その定義と自然における進化の在り方について取り上げている。

第二章「見せかけの制約」
「進化」の中には「制約」といったものがある。その「制約」の出処はというと、自然の中にあるのだという。自然の中にどのような制約があり、進化の材料としていったのか、本章ではそのことについて論じている。

第三章「合理的な不合理―あるテントウムシの不思議」
「進化」もまた生き残る術の一つである。それは生き残るためには強さというよりも、変化であることは自然の摂理の一つとして定義づけられているためである。テントウムシの実験から見た所から進化はどのような道を辿っていくかを追っている。

第四章「適応の真価―非効率で不完全な進化」
適応能力というものがある。それは変化に対応することもまた一つとしてあり、なおかつ、進化の課程の中で完全、もしくは不完全なものから合理的、もしくは不合理と呼ばれるものまである。

動物の進化は日進月歩で行われているのだが、それは私たちの知っている側面もわずかだがあれど、実際には私たちの知らないところで進化をしている所が多くある。そのことから私たちの想像できないような「進化」が見られており、それが「すごい」と思えてしまうのではないか、と本書を読んでそう考えた。

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