わいたこら。 ――人生を超ポジティブに生きる僕の方法

日本ハムファイターズが北海道に本拠地を移した時に、特に活躍した選手というと新庄剛志がいる。もっともその時のプロ野球は合併などにより揺れていたのだが、その揺れていた中で奇抜なファンサービスとプレーで人気を集め、北海道にとってなくてはならない球団への成長に大きく貢献した。そのことから私自身も新庄劇場はハッキリと記憶しており、地元だったことから毎日のように取り上げられたこともあった。

そんな新庄剛志も2006年に引退してからは会社を設立し、マルチに活躍するようになった。一見スターロードを歩み、順風満帆な人生を送っているかと思いきや、実は大きな転落があったのだという。その転落とは何だったのか、そしてそこから立ち直ったのか、知ることのなかった波乱について自ら綴っている。

第1章「人生のどん底で、僕はこんなことを考えた」
そもそも本書のタイトルは九州弁で「何だこれは」を表している。その言葉が出るほどの出来事は2010年のことである。最も信用をしており、お金の管理を任せた人の裏切りによって20億円もの大金を失うこととなった。現役の選手の頃からずっとお金の管理を任せていた人だったにもかかわらず、である。この金銭トラブルを経て、どのようなことを考えたのか、そのことを取り上げている。
ちなみにこの金銭トラブルは本書が出版される前の2017年に「しくじり先生」にて出演したときにも語られたことである。

第2章「「スター・新庄」ができるまで」
著者が生まれ、そして選手を引退するまでの人生を綴っている。プロ野球選手になるまでも様々な苦難と屈辱があった。しかしそこから見返すために血のにじむような努力を積み重ね、スターの舞台に上がった。

第3章「僕が持っていた運と、不思議な力」
そのプロセスには事故やケガも付いて回った。その中で持ち前の「運」もあったことから立ち直ることができ、活躍をすることができた。

第4章「家族のこと」
家族も本書と出会うまでは明かされることがなかったのかもしれない。著者は「超貧乏」と呼ばれた時代から野球と出会い、そこからプロ野球選手としてなり、セレブとなっていった。もちろん悪いことは沢山起こり、遭遇することもあったのだが、全ては「気持ち」によって成り立つのだという。

第5章「そして、今の僕のこと」
今著者はバリ島に住んでおり、その人々との出会いによって立ち直ることができた事によってしくじり先生に出演したり、本書を上梓したりすることができた一因と言える。そのバリ島の人たちはどのような人たちで今もなお住み続けるのか、そのことを取り上げている。

私自身本書に出会うまで著者が波乱万丈の人生だったと言うことを知ることがなかった。特に引退後から、金銭トラブルに遭遇したことは衝撃であった。しかしながら著者は様々な出会いを通じて、ポジティブになっていったことにより、今もなお自分自身の人生を歩み続けている。その姿はありのままの「新庄剛志」を映し出している。

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