マンガでやさしくわかる人事の仕事

それなりの大きさの会社であると「人事部」や「人事課」という部署がある。そこではどのような仕事をやっているのか、多くのイメージでは「人を採用したり、評価をする」というイメージを持たれるのだが、実際人事の仕事はそれだけではないという。本書は人事の仕事についてある人物が人事部に配属されたことから人事の生活についてマンガにて取り上げた一冊である。

Part1「人事の仕事はどんなもの?」
そもそも人事の仕事とは何かというと、人材の採用や評価はもちろんのこと、育成も担うこともあり、なおかつ職場の雰囲気の活性化を支援する役割を持っている。他にも労務や厚生といった「働きやすい」環境作りの多くを担っている。

Part2「採用する」
人を採用することも人事の仕事では重要な仕事の一つと位置づけている。新卒にしても、中途採用にしても人を雇うことは神経を注ぐ。もっともどのような人材を欲しているのか明確にする必要があり、なおかつ人を選ぶための「基準」や、実際の面接等の選定も行っていく。

Part3「評価と配置」
「適材適所」という言葉があるように、人を適切に配置することもまた人事の仕事としてある。その配置をする際の参考材料になるのが「評価」であるのだが、その評価をするところも会社によってはある。評価はしなくとも取りまとめて、それを元に人材を異動したり、昇降格したりするなども行うのも人事の仕事としてある。

Part4「人材を育てる・守る」
主に「人材開発」を取り上げているのだが、その人材開発をすることは採用と並んで、重要な役割を持つ。もっとも人を採用して即活躍できるわけではなく、会社にとって貢献できるような人材にしていくこともまた人事の役割としてある。その中には研修やOJTといったものがある。

Part5「働きやすい職場をつくる」
最後とは「労務」である。もっとも働きやすい職場を作るためには現場単位で行っていく必要があるのだが、その中核の一つに人事が担っている。どのようなことを担っているのか、経営や現場双方の視点から取り上げている。

人事の仕事は、会社として、現場として働きやすい環境にしていくためには欠かせないものである。「縁の下の力持ち」という言葉が適当かどうかは分からないのだが、人事の役割によってメインで働く方々が働きやすくなり、それが会社としてプラスに働くことも大いにある。その役割を本書は丁寧に解説されていた。

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