共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

私自身「蔵前トラック」からブログを始めたのは2006年、書評を始めたのが2007年のことである。そしてSNSを始めたのはTwitterは2009年、Facebookは2010年といった状況で、考えてみると長い。使い始めた当初はよく使っており、書評仲間との交流を始め、知り合いとのコミュニケーションなどで使っていた。しかしいつの頃からか、書評や自分の仕事で集中するようになってしまい、SNSもブログの更新以外使っていないといったいわゆる「おざなり」の状態となってしまった。

私事はさておき、SNSを行うのは個人・企業関係なく行われており、SNSを通じて企業や個人のファンになった人も少なくない。そこで本書である。元々SNSで人気を得るというと、「エッジが鋭い」などのスタイルを取ることがあるのだが、本書は「共感」を武器にしたSNSで人気を集めた方法を伝授している。

第1章「#SNSの自分づくり」

SNSはある種「自己表現」としている方も少なくない。また企業によっては販売促進のための「PRの場」として使われていることもある。本章では「自分そのもの」をSNSを通じつくっていく術を取り上げている。

第2章「#知名度0からフォロワーを増やす」

SNSを始めるとなると誰でもフォロワーは0からのスタートとなる。そこから1となり、増えていくのは自身の努力やテクニックなどにもよってくる。そのゼロの状態からいかにして増やしていくか、Twitter・Instagram・YouTubeなどを中心に伝授している。

第3章「#フォロワーをファンに」

先述の3つのSNSではフォロワー(YouTubeは登録者)と言ったところが数となってくる。数でどうしても見てしまうのだが、得てきたフォロワーをいかにしてファンにしていくのか、ライブ配信から、ファンと会ったり、会話したりするなどの交流の場を設けるなどの手法を取り上げている。

第4章「#ソーシャルパワーを仕事にする」

実際にこれが行われるとブランドを構築していく中で大きな進歩となる。それはSNSを通じて仕事をつかみ、依頼を受けられるようになるまでの所になると、実際に仕事を通じて報酬を生み出すことができる。どのようにして仕事をつかんでいくのか、そしてどのような仕事を行っていくことによってブランドを築き上げていくのかを取り上げている。

第5章「#SNSでブランドを立ち上げる」

そしてSNSを通じて事業を行い、成功すると、本当の意味での自分自身としての「ブランド」を構築したことになる。実際にファンを創っていきながら、共感と共創を行い、マーケティングを形成付けて、売上を乗せていき、収入を得ていくというモデルができていく。

SNSを通してブランドを創り、そしてファンを増やして、商売につなげることができた数少ない一人である。実際にいざ実行をするとなると難しいかもしれないのだが、もしもSNSを通じていかに表現していけばよいのか、ファンを増やしていきたいか、というヒントが数多くあるため、SNSを持っている方であれば1つ以上ヒントを得ることができる一冊と言える。

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