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2022年7月

「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

「ローマは1日にして成らず」と同じように勉学もまた1日にして成らない。学校までで勉強を終えるのでなく、社会人になってビジネスの世界にいてもどうしても「勉強」と言う言葉はついていく。もちろん勉強好きであれば問題ないのだが、中には「勉強嫌い」の人も少なからずいる。 ところが勉強を行おうにも通信教育や塾に通った方が良いのかと言われると決してそうでもない。今となってはテキスト・動画も有料・無料問わずにあり […]

ふたりでちょうど200%

本書は友情にまつわる物語である。特にスポーツなどについては1人ではなかなか難しくても2人の力を合わせることによって、足し算で言う所の「1+1=2」が「1+1=∞」というような表現で使われることが多い。 しかし「友情」といってもスポーツに限らず、推し活、YouTuberや俳優など、様々な局面における「友情」を描いている。しかもその友情の絆はここ最近多用されている「異世界転生」をしても同じ友情を育むと […]

地頭が劇的に良くなるスタンフォード式超ノート術

ノートをよく使い、「メモ魔」である私自身であるが、書店を歩いていると、様々な「メモ術」や「ノート術」が溢れており、手に取ることが多い。ここ最近は仕事の場などで、どのようにしてメモやノートを使うべきか悩んでいる部分もあるため、色々な本を読んでみては試すといったことも行っている。 そこで出会ったのが本書である。別分野であるが、先日取り上げた本にてスタンフォード大学にて培ったノート術があるという。どのよ […]

エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード

家族が父の転勤に伴い離れると共に、一人大学のために自宅へ残った女子大生。新しい大学生活も決して良いものではなく、なおかつ家族もいない中での実家暮らしで、もやもやとした毎日を送っていた中で、ある犬が迷い込み、飼うことになった。しかしその犬は不思議な力を持っているだけでなく、人間の言葉をしゃべる犬で、しかも自信を「神」と名乗るのだから、不思議と言うよりも「奇妙」という他ない。 1人と1匹の犬とで暮らす […]

ノブレス・オブリージュ イギリスの上流階級

現在こそ民主主義で、かつ平等の社会になっているイギリスであるが、暗に「階級意識」といったものが残っている。もっともイギリスを始め多くの国々では「階級」が存在しており、上流・中流・下流などランク分けされていた。特に上流階級の中には「貴族」などもいる。本書ではその貴族を含めた上流階級はどのような存在で、かつどのような教育などを行われてきたのか、その歴史などを紐解いている。 第1章「貴族の称号」 貴族に […]

おとぎカンパニー モンスター編

3年前と今年の元日に続いて3冊目となった。「おとぎカンパニー」シリーズ自体、ある種「もしも」といったシリーズのように見えて、なおかつコミカルに作られており、面白く読むことができる。ちなみに本書はその第3弾の「モンスター編」である。 おとぎ話におけるモンスターはいくつもいるのだが、本書はペガサス、狼、メデューサ、ヴァンパイアなどが題材となっている。会社を経営するモンスターもいれば、会社の社員となって […]

アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史

私自身北海道の出身であるため、小学校の頃からアイヌのことについての勉強をしており、アイヌという言葉や文化を聞くと懐かしささえ感じられる。昨今では完結したマンガ「ゴールデンカムイ」が人気を呼んでおり、アイヌの人・文化に対する認知も広まっていったと実感もしている。もちろんアイヌに関しての議論は様々であるが、私としては良くも悪くもアイヌの文化について認知が広まったとポジティブに受け止めている。 アイヌと […]

檸檬先生

本書にて題材となっている「共感覚(シナスタジア)」は、かねてから10万人に1人と言われているが、ここ最近の研究では「共感覚」のあり方が本書で取り上げる「色」はもちろんのこと、「擬人化」や「ニオイ」など多岐にわたっており、諸説あるが20数人に1人いるとまで言われている。 それはさておき、その共感覚を持つ小学生が、同じ共感覚を持つ中学生と出会うという物語である。本書の舞台は「共感覚」そのものがかなりレ […]

犬にウケる飼い方

私自身、自宅自体はペット禁止のため犬や猫などを飼うことができないのだが、親戚の家に行くと犬を飼っているところもあり、そこで犬とじゃれ合うこともしばしばある。 それはさておき、散歩をしていると犬と散歩を行っている方もちらほら見かける。コロナ禍に伴って愛玩動物(猫など)を飼う方も堅調である一方で、飼育放棄をする悲しい実態も浮き彫りになっている。そこで本書である。犬の飼う方の中には、ある程度しつけなどを […]

Butterfly World 最後の六日間

よくある物語としてある人がオンラインゲームの世界に入り、そこで事件に遭遇する、あるいはデスゲームを行うといったものはよくある。しかし本書は「VR空間」における「殺人事件」というものである。 ミステリー作品も現代に当てはめたり、あるいはパラレルワールド、また他にも江戸時代など古い時代を舞台にしたものに至るまで様々なミステリーが生まれてきたのだが、本書は「VR」の世界における殺人事件というだけあり、そ […]